デスチャ9月17日のアップデートで新たに実装された「セメレー」と「月影のアルテミス」、「セト」のスキル性能インプレッションを掲載。
新キャラのスキル性能インプレッション
セメレー
ローディング画面のあの子。
モナ、リザ、ダビにイブフレイと、ストーリーに関わる系のキャラはだいたい強いの法則にのっとり、ロキの側近のこのガキも当然文句なし、闇有利レイドの最適バッファーである。
味方2体に応援とノーマルスキル最終ダメージ増加バフ、さらにダメ押しと言わんばかりの吸血付与。闇属性優先という枷はあれど、かのレジェンド人権であるNモナのエッセンスを凝縮したようなスライドスキル。強い以外に形容する言葉があろうか。
ノーマル連打ディーラーの火力をとことん支援するその性能は、今回のボス、スライド防御完備アオザイの着方ド下手アーメンへの必須アミノ酸であるばかりでない。闇マアトやエリザベート、月影のアルテミスなど、イグニッションでノーマル4連打を獲得する闇ディーラーとも相性抜群。ノーマル連打ディーラーを主体にして戦うならワールドボスにも出張ってくるだろう。
ただし、もちろん長所ばかりではない。
まず加速がない。バフがターン持続じゃない。イグニッションでの伸びしろがほぼない。スライドディーラーにとっては応援の雑なクソガキでしかない、など、意外と性能は限定的。レイドおよびノーマル連打ディーラー専用バッファーと割り切って運用するのがよかろう。
月影のアルテミス
元祖確殺メイドの帰還。
追加&防御無視ダメージ付きの単体3連打という、リリース初期にあるまじき殺意で名を馳せた確殺メイドのアルテミス。星5昇格でさらに磨きのかかった凄絶なゲンコツと、骨盤から伸びるたわわな性癖の原木で堂々のご帰還である。
その殺意は相変わらずで、ノーマル・スライドいずれも3回攻撃と抜かりない。NもSも知ったことか、東西南北、殴って殺せば世はこともなし。このイカれた殲滅信仰は、ドライブで付与する狂暴化バフでいっそう開花する。
これが一大事、本当に一大事だ。増幅攻撃が世界を支配した今、高倍率の狂暴化バフをディーラーが持つというのはそれだけで重大なインシデントだ。攻撃力100%増加はただでさえカロリー過多、それが増幅攻撃力によって最大1.9倍に膨れ上がる。暴飲暴食にも程がある。そりゃそんな足にもなるわ。
アルテミスがフルパワーでフィーバーした日には、ボスのHPなぞ音速でゴールインする。ディーラー自前の狂暴化ドライブは、闇属性では彼女だけの特権だ。凸の蓄積があろうと、湯治の経験が豊富だろうと、この差は容易に埋められない。カーカと同様、無凸でも既存の完凸に匹敵するタイプのディーラーである。
カーカと違うところがあるとすれば、イグニッションによる伸びしろも十分という点ぐらいだろう。
セト
いわくつきの光属性妨害型男子。
セト、光属性妨害型だ。先般開催されたワールドボス「カークス」で、コンテンツ崩壊レベルの活躍を見せた大戦犯ジュノーと奇しくも同じ属性同じ型である。
コイツもなにか爆弾を持ってきてやしないかと、薄目で眺めたスキルセットがなんとも普通に優秀。ノーマルは中毒がないことを除けばテティスとほぼ同等性能のデバフ延長。スライドはダメージ共振と標的の同時付与、これが良い、対象数こそ少ないもののデバフ同士の噛み合わせがすばらしい。
狙った対象にダメージを集中させ、同時に効果的に拡散もする。やってることは声のでかいクラスの女子と大差ないが、だったらなおさらわかるはずだこの恐ろしさが。
しかし残念ながら標的もダメージ共振も、相手が1人の場合は何ひとつ用をなさない。ジュノーのようにコンテンツそのものを脅かすイタズラをぶっかますのは難しいだろう。とはいえノーマルでのデバフ延長性能は中々なので、テティス未所持ユーザーの助け舟にはなる。ワールドボスでの起用も見越して、取れるだけ取っておくとよい。