永遠の七日における影装のコストと性能の相関について、クローズドβで仕入れた情報を使って本稿で検証する。といっても中国版での知識が日本版でも通用するのかというもので、検証というよりただの確認である。
また本文内で”中国版”と呼称する場合は、中国本土版(いわゆる大陸版)を指している。
検証する内容
中国版の永遠の七日では影装コストと付加ステータスとの間に、
- 影装効果のない影装の場合、原則としてコストと性能は正比例する。
※付加ステータスの組み合わせが同じなら、1コスト影装×7≒7コスト影装×1になる。 - 影装効果の付いた影装の場合、付加されるステータス値は1~2コスト下の水準のものになる。
- レア影装に付くステータス値は、同コスト非レア影装の1.2倍になる。
という関係があった。これが日本版でも通用するのかを調査する。
コストとステータスの関係について
影装情報は全てクローズドβ時のもので、レアリティは全て“紫”である。調査に使用した影装の一覧を見たいという狂人の方はこちらからどうぞ。
コストごとの影装ステータス比較
クローズドβの影装商店に陳列された影装40点について、コストごとのステータス増加値をまとめた表がこちら。
影装商店からでは生命力や攻撃力などの、いわゆる主属性と呼ばれるステータスしか確認できなかったのは残念だが、おおむね線形的に増加していると見てよい。
おおむね、と煮え切らない言い方をしたのは調査の過程でいくつかの例外を見つけたからだ。
見ての通り、ミスティックムーンは1コストのくせに2コスト相当の物理防御力を有しているし、錬金ハットは3コストなのに2コスト相当の法術防御力しかない。このふたつだけ外れ値を示している。
中国版ではどうだったかしらと思い確認したが全く同じ性能だった。輸入関税がかかったわけではないらしい。とりあえずは「そういうもの」としておく。
影装効果によるステータス減少補正
続いて”影装効果あり”のものについて、同じく影装商店のラインナップから調査した。中国版の通りなら1~2コスト下のステータス値となっているはずだが、さて。
サンプルが少なくて申し訳ないが、少なくとも私が調べた限り、影装効果のついたもので、同コスト影装効果なし装備と同等以上のステータスを持ったものはひとつもなかった。
すべて1コストないし2コスト下のステータス値が反映されている。つまり、中国版と同様、よほど有益な影装効果を持つ装備でない限り影装効果のないものの方が有利、ということになる。
ちなみにステータスが1コスト分下がるものと2コスト分下がるものの2種類あるが、この条件についてはよくわからない。
“パンツ”や”汚物”は1コスト減だったが”女神の騎行”は2コスト減だし、かと思えば”見せパン”は1コスト減だったりするのだ。
頭がイカれたのかと思ったかもしれないが、それはそっくりネットイースに言ってほしい。
レア影装のステータス増加補正
最後にレア影装のステータスが、非レア影装の1.2倍になっているかの確認。比較対象は記念商店に並んでいた以下の2点。
影装効果のない3コストレア影装”天命の書簡”の、法術攻撃力初期値は109。同コスト非レア影装だと91なので、なるほど、約1.2倍である。
一方”クラウソラス”の方は、1.2倍どころかむしろ同コスト非レア影装よりステータスが下がっているが、これは影装効果がついているためと思われる。
本来の3コスト非レア影装の物理攻撃力が91のところを影装効果補正により61に減少、そこから1.2倍しての73なのだとすればスジは通る。
とはいえサンプルが少なすぎるので、この辺は配信後に追って調査をする必要があるだろう。
まとめ
以下の法則は日本版でもおおむね当てはまる。
- 影装効果のない影装の場合、一部の例外を除き、コストと性能は正比例する。
※付加ステータスの組み合わせが同じなら、1コスト影装×7≒7コスト影装×1になる。 - 影装効果の付いた影装の場合、付加されるステータス値は1~2コスト下の水準のものになる。
- レア影装に付くステータス値は、同コスト非レア影装の1.2倍になる。
要するに、ステータスの組み合わせが同じなら、コストの違う影装同士を見比べて「どっちの性能が上か」と悩む必要は基本的にはない、ということである。
ただし、性能的には同じでも、7コスト×1と1コスト×7が全く同じ価値を持つかというとそんなこともない。その辺はまた後日まとめたい。