【デスティニーチャイルド】アンダーグラウンド極(闇クロセル)インプレッション

7月19日より開催された第二回アンダーグラウンド極(ボス:闇属性クロセル)について、コンテンツの内容や難易度について所感をまとめた。当初はアンダーグラウンド極攻略記事のあとがきにでも添えようかと思っていたが、書いてみると驚くほど長くなってしまったので独立記事にしたもの。

闇属性クロセルについて

闇属性クロセル戦についての所感。アンダーグラウンド極というコンテンツへの評価が賛否あることは承知しているが、どちらかといえば私はかなり好意的に捉えている人間だということをはじめに付記しておく。

クロセル戦の難易度

前回の火属性クロセルが「とても強いボス」だとしたら、今回の闇属性クロセルは「とても出来の良いボス」といえる。火属性クロセルも完成度の高いボスだったが、運が悪いとドライブで10000超ダメージを喰らって突然死することがあった。これはサッカーの試合中にライオンが乱入してくるようなもので、我々人類としては理不尽さにもう呆然とするしかない。野生のライオンに対策も説得も意味をなさないし、サバンナにはファウルもオフサイドもないのだ。

カチカチ火力バカ

その点、闇属性クロセルはたとえ相克属性であっても即死するようなダメージはない。時限爆弾は猶予があるし、反射ダメージも対策がとれる。死んだり勝てなかったりするのは、基本的には育成不足かプレイミスによるものだ。つまり改善の余地がある。

トライアンドエラーこそがゲームの醍醐味と信じて疑わない私にとって、今回のクロセルは本当に楽しいボスだ。さらに素晴らしいことに、こちらが取れる対策の幅が大きく広げられている。

クロセル戦の自由度

前回の火属性クロセルは、そのべらぼうに高いステータスにより、有利属性からでないと攻撃もデバフもほとんど通らないという特性を持っていた。たとえ有利属性であっても、防御力が高すぎるため一部のディーラー以外は十分なダメージが出せず、選択肢がかなり限られてしまっていた。

通常攻撃連打型が再評価されるきっかけにもなった

しかし闇属性クロセルはどうだ。大きく引き下げられた防御力によって、ディーラーの幅がグッと広がったではないか。クレオパトラが群を抜いて強いのは仕方ないが、それ以外の光ディーラーでも十分仕事はこなせるし、なんだったら吸収・吸血持ちの木属性ディーラーも編成候補に上がるようになった。さらに大きく引き下げられたデバフ耐性によって、中毒やその他デバッファーの居場所を確保し、さらに編成に広がりを持たせている。

反射対策キャラとしてルサルカやメティスなど、これまで不遇をかこっていたキャラにスポットライトが当たったのも実に喜ばしい。特にメティスは闇属性クロセル戦において人権と呼んで差し支えない大躍進を遂げ、目頭が熱い。

闇クロセル戦のMVP

今回のクロセルの調整で最も私が感動していることは、強キャラの居場所を奪わずに弱キャラに居場所を与えた点だ。特にダメージ反射率の調整は秀逸だろう。反射率があと10%低ければ、吸血だけでいいやとなっていたはずだ。ボスのバランス調整に関しては以前から「おっ」と思わせられるものが多かったが、闇属性クロセルはその中でも白眉だ。

改善できそうなところ

いろいろ褒めちぎってきたが不満がないわけでもない。良いところばかり挙げて、それ以外に目をつぶるのもフェアでない気がするので、個人的に改善できそうな点を以下にまとめる。

クロセルまでの道のり

長い。

クロセル戦は楽しくて好きだが、そこに至るまでの道のりが非常に長い。道中に出くわす敵編成も火属性クロセルからほぼ変わらないのに、これといって新しい刺激のない戦闘を十数回繰り返すのはやはり結構しんどい。ドラゴンボールだって二回目以降はカリン塔を登る描写を結構省いたろ。二周目以降は多少報酬が減ってもいいのでショートカットできるようにするとか、なんらかの緩和策がほしい。

初心者へのフォローについて

アンダーグラウンド極は公式に名言されている通り最高難易度のコンテンツだ。しかしそのことは、初心者がアンダーグラウンド極を楽しめないことの理由にはならない。特に闇クロセル戦はデスチャの精髄といっていい。これを体験できないというのは余りにももったいない。報酬が三分の一になるかわりに、所持キャラを全て★6かつ6凸で使用できるモードを用意するとか、なんらかの形で初心者をフォローする施策があってほしい。