1月3日より開催されたワールドボス・トライアル”双面のモア”。2019年記念すべき一発目のイベントだが、使用スキルが”反射”に”激怒”と、どうにもクソボスの気配がぬぐえない双面のモア。ボスの基本情報および攻略情報を本稿にてまとめる。
双面のモア基本情報
- デバフ効果回避率上昇
- 時間系デバフ無効
- 沈黙デバフ無効
- 確率系デバフ(クリティカル発生率減少、回避率減少、失明、魅惑)無効
- スキルチャージ加速
- スキルダメージ増加(lv10のみ)
- 推定防御力:3000前後(lv1~lv10までおそらく同値)
- 推定弱点防御ダウン値:95%(lv1~lv10までおそらく同値)
- 推定特殊属性補正:火・水・木属性の追加・防御無視除くスキルダメージを-20%
- スキル①:対象4体にダメージ&自身に防御力重ね掛け(10スタック)&自身に激怒付与
- スキル②:対象5体にダメージ&自身に防御力重ね掛け(15スタック)&自身に反射(固定値反射型、lv1時点では最大500ダメージ反射。lv1上がるごとに最大反射ダメージが50ずつ増加すると思われる)付与 ※1
- ドライブ:前列全体にダメージ
防御力および弱点防御ダウン値・特殊属性補正などは、同属性のノーマルスキルダメージを基準とした場合の推定値である。そのため、数値の正確性は保証しない。
※1 今年のストレス初めとなるであろう厄介バフ”反射”。闇クロセルは被ダメージの一定割合を反射だったが、今回は被ダメージから固定値を反射するようだ。
最大反射ダメージは500から始まり、ボスlvの上昇に伴い50ずつ増加。lv10で1000となるのだろう。クリティカルを反射されて即死、ということはないが、反射効果時間中はこちらのダメージが強制的に-500~-1000されるため、スコア稼ぎの大きな障壁となる。また、ダメージ量が500に満たない攻撃はダメージ0として表示される(中毒のトリガーにはなる)
有効な編成は後ほど更新するが、バフ消しと混乱によるバフ付与阻害の可能なニルティがキーキャラクターとなるような気配がある。
対 双面のモア:編成私案①

リーダーは神楽のワーウルフを採用、スコア重視なら彼女のリーダーバフが最適解と思われる。限界突破状況は画像の通り。
ディーラー
![]() | メインディーラーその1、マフデト。 追加ダメージ付き三回攻撃、これ以上なにか言うことがありますかという風情の鉄砲クジャク。オート時のスライド率も高く、初期キャラながら安定してダメージを稼いでくれるスターディーラー。今回の編成ではメインである。 |
![]() | メインディーラーその2、クレオパトラ。 スペック的にあまりワールドボス向けではないので、はじめ加速対象から外していたものの、そうすると集中を付与してもスライドスキルに間に合わず、結果、延々とノーマルを使い続けるというループに陥ってしまった。そのためやむなくクレオパトラを加速対象に選択。 コウガとNモナ以外の加速手段(ルナ)が手に入ったら再検討予定。 |
![]() | 自殺ディーラー、バステト。 追加ダメージこそないものの、スライドスキルの基礎ダメージはマフデトにも劣らぬ強烈な三回攻撃持ちなのだが、いかんせんノーマルスキルの通常攻撃四連打が闇モアと相性が悪すぎる。 攻撃した回数分、反射ダメージが返ってきてしまうため、Lv10の闇モアにノーマルスキルを撃つとそれだけで4000ダメージのしっぺ返しを食らう。加速対象にでもしようものなら、神速で自傷行為にふけるメンヘラキャットと化す。彼女の自殺RTAを防ぐためにも、装備をそこそこのものに止めている。 |
![]() | ★4ながら安定したスライド率と三回攻撃スライドスキル。ド突きあいに★4も★5も関係あるかよといわんばかりの高DPSを叩き出す無・微課金の救世主、少女探偵。今回の闇モアワールドボスでも非常にいい働きをしてくれる。 |
![]() | その他★4光属性ディーラーたち。 ティタニアはブーストなので当然として、ビクトリスも防御無視ダメージ付きの三回攻撃持ちなので少女探偵に負けず劣らず優秀。ただし両名とも、ぼちぼちの頻度でノーマルスキルを使うという悪癖がある。 |
![]() |
番外
![]() | 火属性でありながら、なぜか今回のブーストチャイルドに選ばれた花魁バートリー。編成はしていないがブーストチャイルドなので一応紹介。 火属性ディーラーとしてはトップクラスの性能を持つ彼女だが、いかんせん今回のボスに特別刺さるとは思えないし、ためしに使ってみてもその感想は変わらない。なぜ彼女をブーストに抜擢したのか。デスチャ運営は光と火の区別がつかないのか。蛾か? ブーストチャイルドだからといって何かを期待して花魁バートリーを編成しても、得られるものは魔鏡ばかりだ。スコアが多少下がろうと魔鏡報酬を獲得したい、という場合には選択肢に上がる。攻略という意味では採用を推す理由がない。 |
タンカー/ヒーラー
![]() | 攻略編成予想記事ではダナを採用する予定としていたが、事情が変わった。 パーティ全体が反射ダメージの危険にさらされるとなれば、全体バリアスキルを持つマルスを採用しないわけにはいかない。 私の使用しているマルスはまだ★5なのだが、自己ヒールのおかげもあってか、まるで落ちる気配がない。さすがワールドボスの筆頭タンカーである。 |
![]() | もはや編成する理由を説明するのも野暮なほどだが、マアトの全体持続回復が今回特に刺さる。マルスと合わせてパーティ生存の要だ。 |
デバッファー
![]() | すでにレイドやデビルランブルで、ここは私の領土ですと言わんばかりの活躍を見せているバートリー。このワールドボスも彼女の治める城下町のひとつであった。武勇伝が多すぎて、語るだけで人権疲れする。 変数の多すぎるワールドボスにおいて、バートリーの働きを定量的に示すことはなかなか難しい。しかし、これだけダメージの出しにくいボス相手でも前回のオハドとさほど変わらないスコアを出せているのは、間違いなく彼女の手腕によるものと確信している。 |
![]() | 固定値減少型スキル防御デバフという、新しい概念を持って現れた神楽ワーウルフ。 闇モアの反射によってカットされる与ダメージをそのまま補填するような効果のこのデバフだが、今後のワールドボスにおいても有用なのは変わらない。 特に凄まじいのがリーダーバフ。闇属性ワールドボス限定とはいえ、防御-15%&弱点防御-10%がスコアに与えるインパクトたるや相当なものである。 ノーマルスキルの激怒解除は「そっち消すんかい」感がややあるものの、総じて優秀なデバッファー。 |
![]() | 中毒デバッファーとしてイブを採用。 いつもなら持続ターンの長いタナトスを採用するところだが、彼もバステト同様、ノーマルスキルで自傷行為にいそしむ悪癖がある。いくら死にたがりキャラとはいえ、中毒が途切れてしまっては元も子もないため、今回はイブにした。 |
![]() | 弱点防御デバッファーのミダス、彼もまたワールドボスの住人そのひとりである。 フィールド効果と加算されてしまうとはいえ、もともとの弱点防御減少値が高いため外せない。ただ、本来は長所であるはずの二回攻撃スライドスキルが今回ばかりは仇になってしまうため、ある程度HPは盛った方がよい。 |
![]() | 実装されて以降長らくワールドボススタメンの座を死守してきたサンビーチモナ、今回はちょっとばかり立場が怪しい。 フィールド効果で付与される弱点防御ダウンの効果量が、やけに高く設定されている(と思われる)ため、同じカテゴリのデバフである火傷のスキルダメージ減少効果の影響が相対的に少なくなってしまっている。 高凸ならまだしも、私のように2凸でサンビーチモナを運用している場合、他に有効な選択肢があれば入れ替えた方がいいかもしれない。 今はとりあえず編成しているが、ルナが手に入ったときの入れ替え筆頭候補である。 |
![]() | バフ強盗痴女。 後述の反射対策で、有効な選択肢として提案しているニルティ。ただ、私が彼女に期待している役割は、反射解除というより防御バフ剥がしが主である。 十数発殴れば消えるとはいえ、その十数発分の与ダメージをいくらか減衰させられるのも私にとっては死活問題だ。反射は、もし剥がれたらラッキー程度にしか思っていない。 ちなみに、この防御バフだが、おそらく持続時間が永続かそれに近いほど長い。殴れば消えるのであんまり気にしなくてよいことではあるが。 |
バッファー
![]() | みんなをはやくしてつよくするので、つよいぞ。 |
![]() | |
![]() | おなじみクリティカルバッファー隊。 パンテオンだけではどうにもサボりがちに見えたため、補助的にメルポメネを投入。クレオパトラを加速対象にしているということもあって、クリティカルダメージ増加バフにとても助けられている。 |
![]() | |
![]() | こちらもおなじみワールドボススタメンバッファー、シトリー。 スキルクールタイム減少、攻撃力上昇、スライドダメージアップ、ドライブバフによるフィーバーダメージ底上げ、どこを取っても隙がない。特に今回は光属性有利ということもあり、攻撃力上昇バフが散らばったりもしない。いうことなしだ。 改めて思うが、詰め込み過ぎだなこのキャラ。 |
![]() | ドライブ加速バッファー兼サブディーラーのアリア。 編成できる光属性ディーラーの数が心もとないのと、今回のボスの様子を見て、これは3FTでないとろくなダメージが出ないなと思ったので投入。 防御無視付き二回攻撃とドライブ加速バフの効果はやはり頼りになる。ドライブで付与される微妙な持続回復すらも、今回ばかりは有難く感じる。今のところルナが手に入っても外す予定はない。 |
バフカテゴリ分布図
今回の編成のバフカテゴリ分布は以上のようになっている。

※バフカテゴリについては以下関連記事参照。
対 双面のモア:ドライブ順

ドライブ順解説
これでオート3倍速でも3FT&その後の殴りまでが安定する。
対 双面のモア:スコア一例

闇モアLv4だとうまくいってこのぐらい。ボスレベルに応じて450~550万あたりのスコアをうろうろ。Lv9,10だと完走できずにスコアが激減すること多し。
対 双面のモア:編成私案②(改善案)
ルナも手に入ったことだし、編成私案①からさらに改善を加えたものがこちら。

案①からパンテオンを外し、かわりにルナを入れた形になっている。
メルポメネではなくパンテオンを外したのは、スライド使用率の低さが非常に気になったからだ。バフ効果量はパンテオンの方がはるかに高いので、単純にハイスコアだけを目指すのなら採用すべきだったろうが、いかんせん安定しない。下振れるときはとことん下振れる。ということで、スコアの安定するメルポメネを採用した。怠ける超人より働く凡人の方が結果を出すのは、社会もワールドボスも変わらない。
案①で入れ替え候補としていた火モナを結局残したのも、上と同じ理由だ。気まぐれにしか動かないパンテオンより、効果が薄くとも勤勉にデバフを入れ続ける火モナの方が確実性で勝る。
編成私案②:ドライブ順の変更

案①で火モナが担当していた6番手のドライブをルナに入れ替えただけだが、フィーバーダメージが大きく底上げされたので満足。
ルナの加速により非常に余裕をもって3FT完走できるようになったので、コウガにドライブを撃たせる意味はもはやあんまりないのだが、他に適任もいないし変えていない。この辺は今後の伸びしろになるだろう。
編成私案②:改善後のスコア

案①より平均スコアは約100万程度上昇。低レベル帯なら700万の大台に乗ることも珍しくなくなった。
これはもちろんルナのおかげというのもあるが、どちらかというとバートリーの防御デバフによるところが大きい。双血淑女チケット5枚から全て木バートリーが出てくるという、素直に喜べない幸運に恵まれたこともあり、案①からバートリーだけ限界突破が死ぬほど進んでいる。
それだけでルナがいなくとも平均スコアが30~40万程度伸びたのだから、やはり化け物だ。
編成の伸びしろ
ディーラーの質、の一言に尽きる。
バッファーに関しては、現状でほぼベストなメンバーが揃っている。あとは限界突破を重ねるぐらいしかやることがない。しかしディーラーの品ぞろえは最善からは程遠い。これが大きなボトルネックになっている。
ダメージ計算上、基礎スキルダメージ増加系(装備による攻撃力上昇や攻撃力上昇バフなど)と弱点スキルダメージ増加系(ルナの鋭利な刃など)の効果は乗算される。弱点スキルダメージ増加系はルナや光ワーウルフのリーダーバフ、ボスのフィールド効果などで充分すぎるほど用意されているが、肝心の基礎スキルダメージ増加系に乏しい。これは私の手持ちというより、光属性全体が抱える問題だ。
光属性に強烈な攻撃力上昇系バッファーがいないため、ディーラーの地力が特に重要になってくるというわけだ。装備倍率増加スキルで、なおかつ4回攻撃の光フレイが無凸でも異常な活躍を見せているのもそのせいである。
ディーラーの地力以外でその辺を補強するなら、もう装備やカルタを強化していくしかない。サンタカルタのワールドボスでの有用性を認識しながら、ダビカルタの育成を優先させた怠慢を少し後悔している。
とはいえ結果にはおおむね満足している。700万までいけば上出来でしょう。
対 双面のモア:反射対策
まさかワールドボスでスキルの対策が必要になるとは思わなかったが、今回のモアが使用するバフが攻守ともに驚異的な効果を発揮しているため無視できない。ということで有効と思われる対策を以下に列挙する。
ちなみにこれらの対策は、最低限の生存力を確保したうえでさらにプラスアルファ加えるなら、という前提に立ったものである。残念ながら、いつも通りのマルス&マアトの黄金コンビだけで乗り切れるほど今回のボスは甘くない。
前列後列の装備を見直そう
これは対策というより、下準備のようなものだ。具体的には以下のようになる。
- 前列は防御力よりHPを優先させ、また与ダメージに応じて装備させる武器を吟味する。
- 後列は、もし通常攻撃連打型ディーラーを編成しているのなら装備をHPに寄せよう。それ以外にも耐久に難があるディーラーがいればおとなしくHPの上がる装備を優先させた方がよい。
反射ダメージは物理攻撃ではないため防御力で軽減することができない。また、モア自身の攻撃力そのものは大したことがない(lv10除く)ため、防御力よりもHPを優先させた方が生存に繋がる。
①の武器に関しては、反射によるダメージカットを考慮してのことだ。与ダメージが反射値を下回るとそのダメージはゼロになる。それならいっそ武器なんて捨てて(あるいは弱い武器に換装して)、反射ダメージを抑えた方がよい、という意味だ。光属性は強烈なフィールド効果があるため、与ダメージが反射値を下回るということがほぼない。気にしなくてよい。
②は、あけすけに言うとバステトのことだ。彼女は事あるごとに4連打ノーマルを放って積極的に自殺しようとする。HPを盛って延命しよう。また、たとえ完凸してても加速対象にするのはよした方がよい。死期が早まるだけだ。
バフ解除スキルで反射そのものを消す

無理なく組み込めて、なおかつ効果の高いものがこれ。敵のバフを解除するスキルを持つキャラを編成し、あとは反射バフを消してくれることをただひたすら祈るだけだ。
この役割で最も適任なのがニルティである。ノーマルスキルでバフを解除するだけでなく、混乱を付与することでバフ付与を阻害することもできる。どちらに転んでも無駄がない。★4ではアガメムノンがバフ解除スキルを持っているが、もともと必中でないバフ解除スキルを、さらに基礎成功率が低い状態で撃たねばならないためあまり現実的ではない。
ヒーラーを増やしてがんばる

非常にシンプルで、それでいて誰もが取りやすい対策。この場合増やすヒーラーは、なるべくスキル回転が良く、さらに回復効果の高いキャラを選ぼう。もっとわかりやすく言うと、レダを入れよう。マアトがいるならなおのことだ。

もしくはネプチューンを採用してもよい。ワールドボスなので諸刃付与はしてくれないが、スキルの回転もよく、さらに加速まで付与してくれる。サブヒーラーとしては申し分ない性能をしている。
吸血でなんとかする

ヒーラー増加案の亜種。この対策を取る場合、バリアと吸血を同時に付与できるエポナが最も適任である。付与対象はやや少ないものの、HPの減少した味方に効果時間の長いバリアと吸血を付与してくれるのは非常に心強い。スライドスキルで殴ったりしないので、エポナ自身が反射で死ぬこともない。後列ディーラーの反射死防止に非常に有効。


エポナでなくとも、吸血付与キャラであれば似たようなことはできるが、エウロペは付与対象がランダムなので博打感が強い。おすすめしない。ヘラは、ドライブで全体に吸血を付与できるので、ドライブ枠をひとつ潰すことを厭わないのなら彼女もまた有効。
気絶するまで気絶させる

はたして対策として機能しうるかまだ検証段階ではあるが、ひとつ可能性を感じるのがこれ。今回のモアに気絶が有効であることを利用して、ソウルカルタ”ショータイム!(火属性のデバフ命中率アップ)”を装備させた転校生イブでひたすら殴るというもの。要するに、反射以外の行動を阻害してパーティ全体の被弾を減らし、結果的に反射で落ちにくくしよう、という迂遠な対策だ。
★5無凸の転校生イブでlv10モア相手に何度か試したところ、それまで頻繁に全滅していたのが、割と安定して5分間完走できる程度にはモアの手を遅らせることができた。ただ、気絶そのものに反射をどうこうする効果はないため、バフ解除要員とセットで使うことが前提になる。