【デスティニーチャイルド】0131雪ミクコラボ実装キャラインプレッション

1月31日に新たに実装された”プリンセス雪ミク”のスキル性能インプレッションを掲載。実際に使用しての感想ではないため注意。

プリンセス雪ミクインプレッション

画像参照:デスティニーチャイルド公式ブログ”雪ミク2019コラボイベント開催‼”より

イブリッド型クリティカルバッファー。

まずは補助型というレッドオーシャンに単身乗り込んできた勇気を讃えたい。水属性に限定しても、どこでも加速ヤクザのコウガを筆頭に、ワールドボスではスク水ダビ、レイド用途ではミュリナがそれぞれ立ちはだかっている。

そうした中で何を見せてくれるのかと期待が高まる中、彼女が持ってきた武器は攻撃力増加とクリティカル率アップの同時付与である。この組み合わせは初ではあるが、果たしていかほどのものか。実装キャラが1体しかいないので、今回は少しだけ細かく見ていこう。

パンテオンとメルポメネに太刀打ちできるのか

これまでクリティカル絡みのバフはパンテオンとメルポメネの専売特許だった。クリティカル率&クリティカルダメージを共に上昇させる隙のないスキルセットにより、人権バッファーの名をほしいままにしてきた二人がプリンセス雪ミクの登場でどうなるか。

結論から言うと、どうもならない。

無凸でのバフ効果量からいって、完凸プリンセス雪ミクのクリティカル率アップバフはパンテオンと同等にまで成長すると思われる。さらに水属性限定とはいえ付与対象も3体と多い。しかし悲しいかな、彼女には肝心のクリティカルダメージアップバフがない。

最終クリティカルダメージを別枠乗算でごそっと増加させるクリティカルダメージアップバフこそが、パンテオン・メルポメネの本体といって過言ではない。そこを侵されない限り彼らの牙城はこゆるぎもしないだろう。効果量同等、付与対象3体、それがどうした僕パンテオンってなものだ。

プリンセス雪ミク単体ではパンテオン・メルポメネの立場を脅かすことはできない。

プリンセス雪ミクとカルタのシナジー

画像参照:デスティニーチャイルド公式ブログ”ソウルカルタ新パッケージ「カルタパックⅠ DRIFTERS」登場!”より

これが今回の最も大きなノイズだ。

上で、プリンセス雪ミクがパンテオンにかなわない理由として、クリティカルダメージアップバフが伴っていないという点を挙げた。それは間違っていないと確信している。しかし今回、その弱点を補填するようなカルタが実装されてしまった。オプション効果でクリティカルダメージを増加させるカルタが、しかも全属性に。

クリティカルダメージアップバフをカルタで多少補えるとなれば、雪ミクの付与対象3体という部分が無視できない。付与対象単体で見ればパンテオンの方が有利だとしても、これが3体となると事情は変わる。しかもパンテオンにはスライド率が低いという弱点がある。これで雪ミクのスライド率がパンテオンより高ければ、水属性有利ワールドボスでという条件付きではあるが、彼女がパンテオンを蹴落とす可能性が否定できなくなる。

ただこれ、前提として雪ミクを完凸させなおかつ新カルタ完凸を最低3セット用意してる想定なので机上論もいいとこである。廃課金勢のさらに際の際ぐらいでしか用をなさない。ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットのうち相撲が強いのはどちらか、ぐらい庶民にはどうでもいい話だ。

パンテオンもクリティカルダメージアップカルタの恩恵は受けられることだし、そこまでワールドボス編成がカツカツになることもないだろう。実際にはどっちも入れたらええやんという話になるだけだ。

総評

スキル性能を読んだだけでは、中の上という印象をぬぐえない。

パンテオンなど上位バッファーを食うポテンシャルはあれども、現時点では状況が限られているし装備のハードルも高すぎる。もうひとつ、何かが足りないというのが正直な感想だ。たとえば今後、水属性キャラに”覚醒(クリティカルダメージ30%増加)”を付与できるバッファーが現れるだけで、かなり風向きは変わるだろう。

スライド率が高ければ、レイドのオート編成やワールドボスで存在感を示すことはできる。攻撃力バフ以外はミュリナとも共存できるため、ミュリナ・雪ミク・ネプチューンNモナといった編成を組むことが可能だ。ワールドボスでもパンテオンの補助的な役割で編成することができる。しかしいずれも水属性限定という条件付きなのがネックだ。

獲得すべきかどうかは個々の判断に任せたいが、今後大化けする可能性もなきにしもあらずなので、デビルパスでとりあえず1体確保は大いにアリだ。あるいは、アプリスタイル購読者ならわかると思うが、もう少しばかり様子を見るのも選択肢のひとつである。

少なくとも、バレンタインぐらいまでは。