10月13日のアップデートで実装されたギルティギア（GUILTY GEAR -STRIVE-）コラボキャラ「ソル｣「ラムレザル」「ミリア」のスキル性能インプレッションを掲載。
ソル
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ピッタピタのインナー、太デカバックルに謎ベルトズボンの赤ヘッドギアポニテ、中二ファッションの地雷原をキャラクターの完成度で吹き飛ばした格ゲー界のサーモバリック爆弾。その存在感は、ボスとしてだけでなく、プレイアブルキャラとしても登場する快挙を成し遂げた。
そう、快挙である。
ストリートファイター、BLAZBLUE、DEAD OR ALIVEと、並み居る格闘ゲームとコラボをしてきたデスチャだが「男性主人公」がプレイアブルとして実装されたのはこれが初である。BLAZBLUEのラグナはチャリで来てそうなカルタのセンターを飾るので精一杯だったし、波動拳を撃てる彼くんに至っては影も形もない。格ゲー史におけるソルの人気の高さがうかがえる。
そんなバッドガイのスキル性能は、まさかの不死挑発タンカー。炎の盾もあるとはいえ、基本的には搦め手なしバチバチのストロングスタイル。しかも条件付きとはいえ、フルイグッションで3体に強打って君、いつからこれが合法になったんだ。
主な用途は間違いなくPvPだろう。ファーストコンタクトで止められないと、熱傷と強打に捕まってこっちが画面端GGなビジョンが見える。
レイドやワールドボスに連れていけないこともないではないが、ヒーラーなどで相当介護しないとBreakingDownの1回戦ぐらい見応えなく沈む。挑発タンカーが覇権を握れるコンテンツが追加されてたりしなければ、この状況は変わっていないだろう。
雑に使って強いタイプではなく、活かすにはそれなりに理系な立ち回りが要求されるキャラという印象。ワールドボスの報酬で数体手に入るので、入手するだけなら焦る必要はないし、とりあえず取ってから使い道を考えても良い。
ラムレザル
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お待ちかね、BLAZBLUEのバレットと並ぶアークシステムワークス社の銀髪褐色むちむちホットパンツ課が送るマスターピース「ラムレザル」。もうこのビジュアルだけで七億飛んで二兆万点だが、さてそのスキル性能はというと、
ええと、自分このゲームのダメージ計算とかよくわからないんですけど、
これ、
いいの？
仮に、ワールドボスの防御力が私がプレイしていた当時から変わっていないとするなら、計算上、フルイグッションラムレザルは単体で火属性ボスの防御力をゼロにできる。ゼロだ。
ゼロだぞ。
えっ、デスチャって一回終わったの？ これ二期？
シーズンが切り替わったとかでないとこのインフレは説明がつかない。いくらブランクがあるといっても、防御力デバフの初代女王「バートリー」が散々な独裁を敷いたことは私の五臓六腑が記憶している。そのバートリーですら、ここまでの狼藉は働かなかった。
防御力デバフはその影響力がゆえに、インフレの最終防波堤だったはずだ。それを加速調整だの踊る刃の重ねがけだのと七面倒なことをやらずとも、単体で相手を全裸に剥けるってこんなん、踊る刃が取り柄のカルカスとか苦汁をジョッキでいくだろ。
百歩譲って、この破壊的な防御力デバフを納得して飲み込んだとしても、同時付与の攻撃力強奪の毒性が強すぎる。攻撃力増加部分はデバフの付帯効果なので確実性に欠けるとしても、おまけにしては効果量がでかいし、攻撃力バフと余裕で共存するし、影響範囲がクソバカに的確だしでどういうつもり？ 頭イエベ春か？
ラムレザル＝ヴァレンタイン、さすが、原作で全世界に宣戦布告しただけのことはある。でもできればその全世界にデスチャバースも含まれてるって教えておいてほしかったな。
今後のワールドボスを多少なりと真面目にやる予定なら、悪いことは言わない、ラムレザルだけは確実に取っておきたまえ。ガチャ運に自信がないなら、キャラ確定パックを選択しても良い。ただし、こちらは万券上等のガチプラ金満パッケージなので購入は慎重に。お父さんお母さんを説得する材料として、敵防御力によるダメージ減衰グラフ置いとくね。
ミリア
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「金髪」と「碧眼」という魔性のコントラストだけでは飽き足らず、そのあでやかな肢体となめらかな長髪でもって、倒れた相手が死ぬまで起き攻めでハメ倒すというとんでもないコンセプトの女。今でこそだいぶ落ち着いた格好になったが、初期のミリアは手心なしの火の玉性癖ストレートであった。
このエッチなTポイントカードが全国各地のゲーセンキッズを嬲り散らかしたため、その年のおねショタリスクは飛躍的に跳ね上がった。その爪痕は深く、長い。ミリアの洗礼を受けた者は未来永劫、金碧の残像を求め彷徨うのだ。死がスケベを分かつまで。
じゃ、スキル性能の話。
ラムレザルほどではないにせよ、コイツもおかしい。中でも目を惹くのはスライドで付与するスキルチャージ速度アップ、その加速対象だ。ミリアは攻撃力が最も「低い」味方3体に加速を付与する。攻撃力の高いキャラを加速させる補助型は山ほど存在するが、攻撃力の低いキャラを加速対象にするキャラは（この一年間で実装されていなければ）私が知る限り、ミリアだけだ。
「誰もできなかったことが、できる」というのはミリアのわかりやすい価値だ。少なくとも、ワールドボスでは汎用加速役として起用が考えられる。ワールドボス以外でも、編成の選択肢が増えるという意味ではとりあえず1体は持っておいて損はない。
しかし、イマイチよくわからないのは同時に付与する回避＆デバフ回避バフ。少なくともPvEにおいて、これが役に立った記憶はほぼない。ただ、この文脈で大して意味のないバフをミリアに持たせるとも考えにくい。もしかしたら環境の変化で非常に重要なバフになっているのか、あるいはPvPでとんでもなく活躍するのか。それは君自身の目で確かめてほしい。そんでわかったら教えてほしい。
