デスチャ12月12日のアップデートで新たに実装された「氷雪のエシュ」と「フリンス」のスキル性能インプレッションを掲載。
氷雪のエシュ/フリンスインプレッション
氷雪のエシュ
ドスケベ眠眠打破。
金髪碧眼パンモロニーハイ寒暖差ガン無視ド貧乳という、デスチャ屈指の性癖含有率で多くのプレイヤーをDMM版へと誘ったのも束の間。「ブックオフで2円」としか形容しようのないスキル性能で長らく無聊をかこっていたエシュが、新スキルとエッチな箸置きみたいなポーズで今回まさかのリバイバル。
なんといっても目玉はノーマルとドライブで付与する「睡眠無効化」。他の無効化系バフと同様、睡眠デバフを予防するだけでなく、すでに付与された睡眠デバフを解除する効果もある。まさに待望のバンシー対策キャラ!
と、そういう触れ込みである。
確かに睡眠無効化は歓迎すべきバフだ。しかし、それだけで新エシュがバンシーへの完全な盾となるかといえば甚だ疑わしい。そもそも付与対象が攻撃力の高い味方というのが引っかかる。バンシーは睡眠と同時に攻撃力低下も付与するのだ。
突出した攻撃力を持つディーラーを睡眠から守るのには機能するが、そうでない場合、解除してほしい対象を微妙に迂回する危険性もある。効果時間も短く、予防策としても使いにくい。これ一本でバンシーの永眠おみくじをさばききれるかというと、ちょっと厳しい気がする。
どちらかといえばスライドスキルの方が個人的には惹かれる。
「加速&デバフ持続時間減少」突出して強いわけではないが悪くない。WB前列の加速役として十分実用に堪える。特に、先のジヴァ戦のように、前列の動きを妨害してくるようなボスにはかなり刺さる。気絶時間を短縮しつつ、その後のスキルチャージまでフォローしてくれるなんて最高だ。なんで終わってから来たの?
「その用途ならネプチューンでいいじゃん」という意見もあろう。うん。論破やめてもらっていいですか。
しかし私はデバフ持続時間減少の汎用性は即時回復にも匹敵すると考えているし、なにより確実にエシュの方が勝るシチュエーションというものが存在する。
それは「前列にデスヒールをばら撒くワールドボス」が出現した時だ。
デスヒールに対し、ネプチューンの即時回復は大きなデメリットとなる。一方でエシュにはメリットしかない。エシュとネプのパワーバランスが完全に逆転するのだ。
もちろんそんなボスが今後現れるかはわからないし、これまで現れた実績もない。だいたいのボス戦では「やっぱネプチューンでいいや」となるだろう。レイドでは諸刃付与が強烈すぎて属性問わずレギュラーだし、生命連結はデビルランブルでも猛威を奮っている。補助型に必要なものを全て持っているといっても過言ではない。
このように、万能かつ強力な性能を持っているのがネプチューンというキャラなのだ。入手機会に恵まれたら確実にゲットしておこう。
フリンス
マジか。
デスチャをかれこれもう二年もやっているんだから、今さらどんな性癖が出てこようと大して驚かないつもりでいたが、フリンスのビジュアルはちょっと喰らってしまった。
こういう方向性もアリなんだ、という驚きだ。ジャンルとしてはトートやミダスやヴェルデレトとも違う、もっとこう、渦の中心に近いものというか。中村明日美子先生が死んでも書かないタイプの絵というか。一泊分の着替え入るぐらいキンタマでかい系のやつというか。
ともかくあらゆる意味で新キャラだ。
さて、ポージングからもわかるようにジヴァの関係者で、彼も鹿に膝蹴りしたい勢だ。しかし悲しいかな星4であるため肝心の鹿はおらず、スキル効果量もそれ相応のものとなっている。
とはいえスキルセットそのものはかなり優秀。スライドスキルで2体に気絶を付与と、星4妨害型としては破格の内容だ。
気絶付与確率は低く、フリンス完凸でようやく転校生イブないしはキャミィの無凸に並ぶぐらいのものだが贅沢は言えない。気絶命中率増加カルタ「蕩揺する想い」で底上げすれば、充分実用に足る性能となる。
今のところ星4で気絶を付与する唯一のキャラなので、実装が予定されているレアリティ制限付きの対戦コンテンツ「デュエル」で猛威を奮う可能性がある。今は不要でも、完凸までは育てておくとよいだろう。