【デスチャ】還元するボタン&裁きの聖者セト性能インプレッション

デスチャ9月30日のアップデートで新たに実装された「還元するボタン」「裁きの聖者セト」のスキル性能インプレッションを掲載。

還元するボタン

集中バフが消えた朝に生まれた女

光自請妃顔負けの加速力に加え、レオのお株を奪うスライドスキル最終ダメージ増加バフ。さらにノーマルにはクールタイム即時終了、ドライブではスキルフルチャージまで完備されている。

集中ディーラーのいる光属性にこれは過剰戦力に見えるかもしれないが、安心したまえ、今回のレイドで集中バフは禁止されている。運営が自ら生み出したクリティカルフィーバーという怪物が、属性の垣根すら飛び越えて暴れまわった結果「いい加減にしろ!」と集中バフをプンスカリコールしたのが今回だ。

つまり、光ボタンは代替である。失われた集中バフの穴埋めと考えれば、性能にも納得がいく。そもそも、集中バフを実装しといて禁止はどうなんだというご意見もあろうが、ソシャゲはそういうものだ。行く時にした野糞を帰る時に踏んでキレ散らかすのは、ソシャゲ運営のたしなみである。

さて、集中バフという巨大な生き物の亡骸に芽吹いただけあって、ボタンの性能は非常に甘美。重要なバフはことごとくレイド限定なので汎用性では光自請妃に劣るものの、スライド単体の加速力は光自請妃をも凌駕する。クールタイム即時終了が不要なら、光自請妃よりも光ボタンを選ぶ、というシチュエーションも十分ありうるだろう。

また、今後の集中バフの行く末がどうあれ、光ボタンは取っておいて損はない。光ボタン自身に集中バフと競合する要素はないからだ。仮に、集中バフがふたたび解禁されるようなことがあれば、光ボタンは喜んで彼らと手を結ぶだろう。

集中バフの出禁も光ボタンの実装も、なんてことはない、地雷原に埋められた不発弾がひとつ増えただけのことである。それもまたソシャゲだ。

裁きの聖者セト

ペプシ・キューカンバー

ケツのメデューサ、不死のボレアース、苦痛適応のハルモニアと、近頃やたら活発に商品開発が行われている被弾カウンターデバッファー。今回のフレーバーは忍耐である。

忍耐と挑発のイキリ陰キャセットは、ダメージアブソーバーとして申し分ない。触れた相手をちょっと嫌な気持ちにさせて帰すというのも、らしさが出てて良い。

後は「スキルクールタイム1秒増加」が脅威になるか否かだけだ。その性質上、相手に自由な一巡を許さざるをえないこのデバフが、デビランの繊細な攻防に果たして一石を投じられるのか。うーん。どうしてもボレアースと比較してしまう。むしろ、おたまで揚げ油ぶっかけ合うデュエルみたいな場の方が向いてるような気もする。

いずれにせよ、他の被弾カウンターデバッファーと同様に、セト単体で戦況をどうこうできるような性能ではない。セトは頼れる仲間と組み合わせて初めて真価を発揮するし、セトが活躍できるかは頼れる仲間がどれだけ頼れるかにもかかっている。