デスチャ10月17日のアップデートで新たに実装された「ライマ」と「ティフォン」のスキル性能インプレッションを掲載。
ライマ/ティフォンインプレッション
ライマ
加速の魔城に挑む勇者がまたひとり。
ティスベに続き、二周年を目前に控えたこのタイミングでの加速環境へのテコ入れは、なんというか、ラーメン一本でやってきた大将が急にガパオライス作り出したような胸騒ぎを感じるが、ともかく性能は決して付け焼刃ではない。
スキル構成は「加速&デバフ対策」と非常にシンプルながら、いずれも効果は一線級。
特にデバフ対策についてはノーマルもスライドも素晴らしい。ノーマルで解除可能なデバフはひとつと少なめだが、対象が2体なので使い勝手が抜群に良い。そもそもデビルランブル以外で、そこまでデバフを重ねられることはまれだ。解除数の少なさはあまり気にならないだろう。
そしてスライド。デバフ回避率が最大で50.5%アップ。これがすさまじい。
この回避率は、おそらく機敏性による抵抗率とは共存するだろうし、カルタによるデバフ回避やリーダーバフ効果とも当然重複する。
なんだかんだ総動員すれば、デバフ回避率80%超の健康サイボーグを造り出すことも可能になる。解除不可デバフを付与されたときに、延々ノーマルを使うポンコツスパイラルに陥りはしないかという懸念はあるものの、デビルランブルには少なからず波紋を呼びそうではある。
さらにライマの居場所はデビルランブルにとどまらない。レイドおよびアングラ極にも席を持つ。なぜか。ドライブだ。ドライブで付与するノーマルスキルダメージ+1500とかいう、発作みたいな攻撃バフの存在だ。
ノーマル・スライドとかなり補助的防御的にふるまっておきながら、突然の殺意表明。おとなしい図書委員のあの子が調理実習にマチェット持ってきたぐらいの驚きがある。
闇有利レイドではライマとサターンで交互にドライブを撃たせておけば、必ずフィーバーに何らかのバフが乗る状態にできるし、アングラ極ではエリザベートとのタッグが輝く。敵防御による減衰を受けにくい通常攻撃連打型スキルとスキルダメージ加算系バフは、とんでもなく相性が良いのだ(※参考記事)。
既出バフの組み合わせだけでここまで広がりを感じるキャラも珍しい。しかし、環境をひっくり返す壊れキャラ、という感じではない。全体的な印象としてはボタンに近い。ドライブ目当てに1体確保しておくのは大アリだと思うが、完凸まで持っていくかはあなたの性癖と相談してほしい。
ティフォン
実に久しぶりの★4追加キャラ。
全盛期の西川貴教みたいな、ちょっと懐かしい感じのする美男子であるが、優れているのはビジュアルばかりではない。スキルもなかなかどうして、★4ながらかなり汎用性に富んでいる。
そもそも属性の縛りなくバリアを付与できる★4キャラはフローラとダフネしかいない。ゲームを始めて間もないプレイヤーが、ダナやマルスを手に入れるまでのつなぎとしては、十分すぎるほど働いてくれるだろう。
一緒に付与される機敏性については評価が難しい。ないよりはあった方がよいと思う。別にわざわざ買ってまで食べようとは思わないけど、昼にさくら水産いったら生卵食べちゃうじゃん。あれよ。