12月20日に新たに実装された”ニコル”、”クリスマス レダ”のスキル性能インプレッション、およびソウルカルタ”クリスマスギフト”のインプレッションを掲載。
ニコル/クリスマス レダ/クリスマスギフト(ソウルカルタ)インプレッション
ニコル
変わり種のハードパンチャー。
通常攻撃連打型ノーマルスキル、そしてバフ所持数に応じて追加ダメージが増減するヘンな効果のついたスライドスキルは一撃の威力が高めだが攻撃回数は二回だけ。なんだこりゃ。
報酬でもらえたはいいものの、パッと見ではどこで使うのか、どう使えばいいのかピンとこない。なんだろう。クリスマス当日、起きたら枕元に百科事典が置かれていたような気分というか。
そもそもスライドスキルの”自身のバフ1個あたり220のダメージ効果付与”とは何なのか。これについては簡単に検証を行ってみた。結論からいえば、カリプソの津波やアリルの獄炎のように、攻撃のあとに発生するデバフダメージである。

緑色のフォントが追加ダメージである。中毒と似ているが、中毒ダメージ増加カルタでダメージは増えない。
ダメージ判定がデバフ扱いなので、相手の防御を無視するかわりに抵抗されてダメージが発生しないということもありうる。また、この追加ダメージ発生判定は1体につき1回だけだ。同じ相手を2発殴ってもその後発生する追加ダメージは1発だけになる。
このバフ所持数で威力の変わる追加ダメージの性質と、さらにノーマルスキルがフィーバーに期待できない通常攻撃型ということから、ニコルはレイドやワールドボスなどには全く向かない性能をしていることがわかる。
彼女のスキルが活かせるとしたら、防御を貫通する一撃必殺が期待されるデビルランブルか、あるいはアングラ極のような極限環境になるだろう。
限界突破を重ねバフを集中させれば、本来のスライドスキルダメージに加え最大5600ものデバフダメージを叩き込むことができる。お膳立てが大変だがロマンは感じる数字だ。
水風船の劣化性能のくせしてドライブ限定で付与対象も1体のみのスノーボムとかいうブーブークッションについてはよくわからないです。
クリスマス レダ
ホーリーシット。
史上最大量のノーマルスキルダメージアップバフに加え、エポナ顔負けのバリア・割合上昇の攻撃力バフ・スライドスキルダメージアップバフを完備、さらにドライブで回復面までカバーし、リーダーバフでフィーバーダメージついでに底上げ。なにがなんでも聖夜を燃やし尽くすぞ、という不退転の意思に彩られたアンチクライスト・スーパースター、クリスマスレダ。
火属性有利レイドでの有用性は言わずもがな、その他のコンテンツでの汎用性について言及すると、まず応援・諸刃と共存する割合上昇型攻撃力バフが激ヤバすぎるため、火属性有利ワールドボスにはスタメン起用される。そしてごく狭い範囲でだがデビルランブルでも採用の芽がある。
クリスマスレダが付与するノーマルスキルダメージアップバフ、これが通常攻撃連打型ディーラーととんでもないシナジーを生み出す。詳しい計算は省くが、通常攻撃連打型に限っていうと、バフの効果量がほぼ減衰することなく最終ダメージに乗っかる上、クリティカルを出すと特殊補正によりさらに3倍に膨れ上がるのだ。
セイレーンなどの通常攻撃型を竹槍運用するという限定的な条件に限り、どんな相手だろうと一撃で屠る激ヤバディーラーを作り出すことができるというわけだ。
同じ理由で、超高防御力を有する火クロセルなどを相手取る際にもクリスマスレダ&通常攻撃連打型ディーラーの組み合わせは有効な選択肢となる。フィーバーダメージの弱さも多少フォローはできるだろう。
書けば書くほど無茶苦茶な性能だ。スキルの端々にへばりつく”火属性の”とか”レイド限定で”といった文言が、ギリギリ残った人間性を感じさせる。しかしこれのおかげでなんとか、ゲームをブチ壊さずに済んでいるのだろう。
いつもなら躊躇なく獲得に走るキャラだが、今は難しい。時期が難しい。正月が控えている。正月にもどうせ新キャラが実装されるだろう。それが怖い。
クリスマス・正月どちらも攻める! という方は今のうちに甥っ子への言い訳を考えておこう。
クリスマスギフト(ソウルカルタ)
唐突に実装された女体化サンタカルタ、しかし配布物にしてはなかなかどうして、上昇ステータス・オプション効果・汎用性全てに優れる良カルタだ。
スライドスキル使用時限定とはいえ、350の追加ダメージを無凸で得られるのは非常に優秀。オプション適用条件も”攻撃型限定”と非常に緩い。属性の縛りもないため、今後開催される攻撃型に装備させるカルタの鉄板選択肢のひとつになるだろう。
しかし女体化前から思っていたことだが、このサンタの服、もう衣服っていうよりただのドスケベ小包だ。あなた冬の八ヶ岳なら即死だよ。