先日、KIZNA先輩とのコラボにより下賜されたソウルカルタ“巌流ダビの燕返し”。コラボイベントの報酬でありながらその性能はかつてのBEATLESSコラボカルタとほぼ同等となかなかに破格。今回のレイドイベントで使用している方も多いと思われる。
しかしここで気になるのは、防御力を攻撃力に変換するこのオプション効果が、防御力を減少させるバフデバフの影響を受けてしまうのではなかろうか、ということ。
もし影響を受けるのだとしたら諸刃と相性が非常に悪いということになってしまう。気持ちよくダビカルタを運用するためにも、いったんここでハッキリさせておこう。
戦闘時の防御力変化は巌流ダビカルタの効果に影響するか
防御力減少時と増加時、それぞれについて調査を行う。使用するキャラは6凸モリーユ。ダビカルタ装備時のステータスは以下の通り。
そしてラグナダンジョンステージ1でlv18リベンジガールグリーンにノーマルスキルを放った際のダメージがこちら。
1881。このダメージを覚えておきましょう。
ダナの防御力アップ付与時のダメージ
ダナの防御力アップバフによってダメージが変化するかどうかを調査した。
結果は上の通り。防御力アップバフ付与前からダメージはなんら変化しなかった。
諸刃付与時のダメージ
続いて諸刃付与時の調査。諸刃は防御力減少と攻撃力上昇を同時に付与するため、そのままでは単純比較がしにくい。ということで、ダビカルタ装備時と、ダビカルタ装備時の攻撃力と全く同値になるよう装備を調整した状態とで比較を行うことにした。
上がダビカルタのみ装備した状態で攻撃力+1480、下がダビカルタ未装備で攻撃力+1480
ダビカルタによる防御力→攻撃力の変換効果は装備した時点で発生するので、ダビカルタ装備時と未装備時の攻撃力を揃えれば単純比較が可能になる。さて、結果はどのようになっただろうか。
ダビカルタ装備＆諸刃付与時のダメージ
ダビカルタ装備かつ諸刃付与状態でのノーマルスキルダメージは2346。
ダビカルタ未装備＆諸刃付与時のダメージ
ダビカルタ未装備で、攻撃力だけ同値になるよう装備を調整した状態での諸刃付与時のノーマルスキルダメージ。ダビカルタ装備時と同値となった。
以上から、巌流ダビの燕返しカルタによる防御力→攻撃力のステータス変換効果は、戦闘中の防御力増減の影響を受けないといえる。
まとめ
おわりに
浄化に続き、こちらも非常にあっさりした検証記事になった。
他のステータス変換系カルタ（遠藤兄妹、ヒギンズの娘たちなど）については検証できていないが、おそらく同じ仕様になっていると思われる。クリティカルや機敏性は戦闘中に変動するようなステータスではないが、とにかく気にせず使ってよいということだろう。
おまけ：強カルタの見分け方とカルタ強化枕の使い道
少し話は脱線するが、強カルタの見分け方とカルタ強化枕の使い道について私なりの考えを述べる。
新しいイベントがあるごとに何らかのカルタが実装されるが、その内容は大きく以下の三つに分かれる。
- 汎用性の高いカルタ
- 汎用性は低いが強力なカルタ
- うんこ
①②について解説しよう。うんこについて解説はしない。両親が私を学校へ行かせてくれたのは、うんこを解説させるためではないだろうから。
デビルランブル以外のコンテンツ（※）について言えば、強カルタとされているのは①だ。なぜか。キャラパワーや編成のシナジーを覆すほど無茶苦茶な性能のカルタが存在しないからだ。
良くも悪くもカルタは”装備”である。一枚のカルタを軸に編成を考える、ということが今のところない。編成の戦闘力のほとんどは”どんなキャラをどのように組み合わせるか”で決定され、カルタはそれに下駄を履かせる程度の役割しかない。
カルタの役割が装備の域を超えてこない以上、その価値を測る尺度は”汎用性”に偏る。それなりに強くて、どこでも使えるカルタが重宝されるのだ。
イベントの度に②のようなカルタが実装されるが、いまいち話題にあがらないのは、いかに強力でも無凸では限界突破を重ねた①のカルタに及ばないからだ。限界突破数が同じなら②の方が強いと頭でわかっていても、そのために消費されるクリスタルの量を考えると、それなら無凸でも充分強力なレイド特化キャラを引いた方がいいやとなる。
無凸でも極端な性能をもっていたり、システムに手を突っ込んでくるようなカルタ（バフデバフの共存制限を解除したり、フィーバー時にクリティカルが出るようにしたりとか）が現れない限り、この図式は動かない。
なので、あなたが強カルタの判断や強化枕の使い道に悩んだときは①のカルタを優先するとよい。特に、コンテンツを制限する系のカルタは汎用性に乏しいことが多い。枕を突っ込むときは充分に吟味しよう。
※デビルランブルは独自の生態系が築かれているため、汎用性が高いかどうかより、その時の環境に刺さるか否かが重視される。
