【デスティニーチャイルド】リーダーバフ”ノーマルスキルダメージ+X%”の野郎

クランプスや自請妃に見られる”ノーマルスキルダメージ+X%”というリーダーバフ。てっきりスキルの最終ダメージに乗算されるものかと思いきやそんなことはなく、それどころかいったい何を参照すればこんな数値になるのかと思うほど微々たる効果によって、少し前に若干のボヤを起こした当該バフ。

話題になった折に私もいろんなダメージ計算式に当てはめてその正体を突き止めようとしたがかなわず、しばらく放っておいたのだが、今回ちょっとした思い付きで再検証したところ、笑ってしまうほどあんまりな結果が出たので共有する。

※追記
2019年5月16日のアップデートでの自請妃上方修正により、リーダーバフの効果が本来期待されていたものに差し替えられた。詳細はデスチャ公式ブログの当該記事参照。

検証する内容

  • リーダーバフ”ノーマルスキルダメージ+X%”が表記通りの効果を発揮していないように見える原因を調査。

使用キャラ

  • ★5コレー(使用開始時はスキルレベルrank6 lv1,かつキズナ未開放)
  • ★6クランプス(リーダーバフ付与のみ)

検証方法

  • シナリオノーマル:ステージ5-2-1を使用。
  • ダメージ計測対象はlv30キューブ、lv40ダヌ、lv24ゴガ。
  • 上記の対象に対し、スキルレベル毎(RANK6 lv1~lv10)にそれぞれのダメージを計測。
    同様の条件でクランプスリーダーバフ付与状態でのダメージを計測。
  • スキルレベル毎のダメージ計測後、キズナ進捗状況毎にクランプスリーダーバフ有り無しそれぞれのダメージを計測。

検証過程①

はじめに今回の検証方法の意図について説明する。

今回の検証は、リーダーバフは表記通りの効果が発揮されている、という前提に立ったものである。効果は発揮されているが、思いもよらない形で発揮されてしまっているため、ゲボカスみたいな値しか増えないのではないか、というのが私の予測だ。

ではその思いもよらないところとはどこか。スキルの表記ダメージだ。スキル表記ダメージはスキルレベルとステータス上昇によって自動計算されたものが反映している。このサイトで共有している各種ダメージ計算式も、自動計算後の表記ダメージをそのまま使用している。しかし表記ダメージがどのような計算式を経て算出されたものはわからない。いわばブラックボックスなのだ。

とはいえ、まるで何もわからないというわけでもない。スキルの表記ダメージはざっくり以下のような内訳を持つと思われる。

  • ①スキルレベル上昇によって増加した値+②ステータスによって増加した値=スキル表記ダメージ

この①と②のうちどちらかにしかリーダーバフが適用されていないので、クソカスゴミゲボなダメージしか増えないのだとにらんだ。①と②をそれぞれ切り分けて検証するため、スキルレベル毎・キズナ解放状況毎にダメージ計測を行った。

スキルレベル上昇によるダメージ推移

キズナ未開放状態の★5コレーを使用し、スキルレベルを一つずつ上げながら3体の敵へのダメージを計測した。バフ無/バフ有はそれぞれクランプスのリーダーバフのこと。結果は以下の通り。

細かくて申し訳ない。lv1の増加値とlv10の増加値(太字)をそれぞれ見ていただきたい。ささやかではあるがスキルレベルの上昇に沿って増えている。もしも、スキルレベル上昇に伴うダメージ増加とクランプスリーダーバフが無関係だった場合、増加値は常に一定にならなければいけない(小数点以下の計算上、±1の誤差は出るだろうが)。しかしそうはなっていない。

続いて増加率を算出したものを見てみよう。

クランプスのリーダーバフによって増加したダメージの割合を以下の式によって算出した。

(スキルlv10時の増加値 – スキルlv1時の増加値)/(バフ無スキルlv10の実測ダメージ – バフ無スキルlv1の実測ダメージ)

要するに、スキルレベルによって上昇したダメージのうちリーダーバフによって増加した値がどれぐらい含まれるかというのを出したわけだ。見ての通り、追加ダメージによる上昇分を除外するとダメージ増加率はほぼ5%となり、クランプスリーダーバフの表記と一致する。追加ダメージはリーダーバフの影響を受けないのだと考えれば不自然でもない。

さて、問題はここからだ。

ステータス上昇によるダメージ推移

上で使用したスキルレベルRANK6-lv10状態の★5コレーのキズナを一つずつ解放し、ステータス上昇に伴うダメージの変化を追った。

キズナ解放によるステータス上昇の影響はすさまじくスキルレベル上昇の比ではない。キズナ未解放時から比較して、表記ダメージが1.5倍ほどになっている。が、表内太字部分を見ていただきたい。お気づきだろうか。スキルレベル上昇時のときからほとんど変化していない。小数点以下の計算の都合による±1のブレは生じているが、それだけだ。

もうこの時点で何をいわんやという感じだが、一応増加率も出してみた。

計算方法は前述のものと同じ。もう影響なしと断言してよいレベルだ。ダヌへのダメージに至っては増加率マイナスになってしまっている。信じがたいが、リーダーバフの”ノーマルスキルダメージ+X%”はスキルレベル上昇に伴うダメージ増加分にしか効果を発揮していないのだ。

結論

  • リーダーバフ”ノーマルスキルダメージ+X%”は、スキルレベル上昇に伴うダメージ増加分にのみ効果を発揮する。
  • スキルレベル上昇によって増加した追加ダメージには効果を発揮しない。
  • ステータス上昇によるスキル表記ダメージ増加分には効果を発揮しない。

おわりに

バカ野郎。

自請妃が実装された当時、そのリーダーバフが数値の割に効果が薄いと若干の騒動を起こしていたことは知っていたが、計算式をちょっと小突いた程度ではその理由が皆目見当もつかなかったので諦めてしまった。なんか嫌な予感がしたし、自請妃も持ってなかったし。それで今回ちょっと時間を割いて調査してみたら、なんともあんまりな結果が出た。

今回の結論を真とするなら、自請妃のリーダーバフの効果が実感できない理由も合点がいく。いくら装備をそろえてもステータスを盛っても、リーダーバフはそれらを一切無視していたのだ。単純にスキルレベル上昇分にしか影響しないので、限界突破数の低いキャラでは誤差みたいなダメージしか増加しない。控えめにいってクソ雑魚ションベンゾンビだ。

これが仕様なのか不具合なのかはわからないし、どちらでもよい。スキルの効果や仕組みが不透明なのもこのゲームの常ではある。しかし、ユーザーからは見えない要素のしかも片方にしか影響しないバフってあなた、これが通るなら「スキルダメージ+100%です!」と謳っておいて、実際は「ゴリさんのキンタマの裏にあるホクロの数を参照しているので、ダメージは7しか増えません!」ってのもありになってしまうだろ。

それをやるならやるでゴリタマをユーザーに開示しなければフェアじゃない。新キャラの前にキンタマ裏の北斗七星を見せやがれって話だ。Live2Dで見せやがれって話だ。キンタマ女体化スキンをKKUEM氏に描いてもらいやがれって話だ。

いろいろ言ってしまったが、こちらとしてはリーダーにしなければ良いだけだし、スキルダメージ増加系のリーダーバフが全てこの仕様かというとどうもそんなことはないらしい。試しにティシフォネ(ノーマルスキルダメージ+80)で同じ調査を行ったところ、今度はスキルダメージが+100されてないと出ない数字が出た。こっちはこっちでなんなのよ。

他のリーダーバフも気が向けば調査してみたいが、いつかこの手のことでマジマジのマジに怒られそうな気がしなくもない。どちらかといえばスキルの効果よりそっちが心配。