デスチャ11月11日のアップデートで新たに実装された「ラーガ」「都桂花」のスキル性能インプレッションを掲載。
ラーガ

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テティスの上を通るアスファルトフィニッシャー
タトゥー肩出し半脱ぎピンクジャージ赤目赤毛長乳黒ネイルからのムチムチ退魔蹲踞。夢か。デバフ延長を持つ火属性は性癖山盛りにすべしがSHIFT UPの社是か。
特筆すべきはビジュアルばかりではない。テティスのノーマルと同等性能を持つデバフ延長スキル、それがとうとう「ショータイム!」カルタの使える火属性に実装された。カーララトリーの登場ですでに死に体だったテティスにトドメの一撃である。
テティスの墓を思い出ごとアスファルトに幽閉したその上で、近所のクソガキにでっけぇセミの抜け殻を自慢するこのふてぶてしいポーズ。うちの子の性癖のパースが狂ったらどうするんザマスか。
一応、テティスにはまだ「中毒」というオリジナリティがあるものの、億万長者ひしめく今日日のワールドボスで、中毒などという小銭にどれほどの価値があるか。イグニッション後の性能を見ても、デバフ延長デバッファーとしてはラーガに軍配が上がるだろう。
と、ここまでノーマルスキルにばかり言及したが、スライドスキルの性能も大したものである。強打+持続ダメージ増加は中々のインパクト。むしろ、デビランプレイヤーにとってはこちらの方が本命である。持続ダメージ主体の編成でリバースラビリンスを周回している私にとっても、この上ない福音だ。
とはいえ、今のところPvE的には「テティスに引導を渡した」以上の評価はない。デバフ延長役としてカーララトリーの代替たりえるかは、実際に運用してからの判断になるだろう。
都桂花

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黄泉路へのいざない
ついに、とうとう、敵の防御力という聖域に手を突っ込むディーラーが現れた。都桂花が強いかはさておき、貫通バフというものの存在は無視できない。仕様によっては、かなり恐ろしいバフだ。
試しに、貫通の効果を「敵の防御力を50.4%減少させた状態で殴れるもの」と仮定して考えてみよう。これを、今回のボスの推定防御力5805に当てはめてざっと計算してみる。
結論だけいうと、貫通バフをつけた状態で殴るとスライドスキルダメージは約1.6倍増加する。つまり、都桂花の連打数が4回でも、6連打ディーラーに匹敵するトータルダメージを叩き出せるということだ。イグニッションで得る自前の攻撃力バフまで加味すると、その辺の6連打ディーラーなどあっさり蹴散らせるだろう。
これの何が恐ろしいか。貫通バフの有無によるダメージの変化が、敵の防御力に応じて大きくなる傾向にある点だ。
今回のボスの防御力であればせいぜいスライドダメージ1.6倍増加なので、既存の6連打ディーラーともバランスが取れているように見える。しかし、敵の防御力が8000になると、増加幅は約1.66倍になる。10000なら約1.71倍だ。貫通を持つ者、持たざる者の差はどんどん大きくなる。その気になれば、貫通にあらずばディーラーにあらず、といった状況を作り出すことすら可能だ。
他者に貫通バフを付与できるバッファーが実装されたら、これらも杞憂に終わるが、もしも運営が本気で環境のリセットを望んでいるならそんなものは未来永劫実装されない。仮に実装されたなら、運営は何も考えていないことになる。環境リセットも困るが、何も考えないで実装されるのも困る。どうしよう。何も考えたくない。