デスチャ5月28日のアップデートで新たに実装された「ローラ」と「マーカラ」のスキル性能インプレッションを掲載。
ローラ/マーカラの性能インプレッション
ローラ
ダメージ特化のスライドゴリラ。
強烈なダメージインフレを避けるため、慎重に丁寧に隔離されてきたはずの「諸刃」と「バフ倍率増加型スキル」をまさかのニコイチ自給自足。集中ディーラーに対抗するにはこれしかないとはいえ、ずいぶんな欲張りマッチョがやってきた。
バフ倍率増加型スキルとは何か。スキルのダメージ表記の後ろに%がつくものをそう呼称しているが、平たくいえば装備やバフによる攻撃力上昇効果を、さらに表記割合分増大させるものだ。
スライドスキルの倍率表記が139%なら、すべての装備&バフの効果がスライドスキルを使う場合に限り1.39倍される。つまり、攻撃力1000上昇なら1390、10000上昇なら13900まで膨れ上がるわけだ(参考記事)。バフを集中させたが最後、とんでもない火力おばけが誕生する。
しかし追加や防御無視ダメージもない。バフ倍率が増えるだけで本当に強いのか? そう疑う人も多かろう。私もかつてそうだったが、完凸フレイが3連打40万パンチを叩き出したのを見ちゃってからはもうバフはフレイの口座に自動振替である。
同様に、バフを握りしめたローラの巨拳はまぎれもなく光属性最強の一撃となる。
ただし、無条件に最強、というわけにはいかない。
スキルの増加倍率がスキルレベルで増えるという性質上、低凸だとそこそこのダメージしか出ないという欠点がある。また、ノーマルについてる諸刃の持続時間が短く、加速なしだとスライドを撃つ前に消えがちなのもアレだ。
このところルパンだのロビンだのと、イカれ人権百鬼夜行が続いたせいで、なんとなくインパクトに欠ける。いや、ローラは全然悪くない。ほら、防御系バフ爆発は今回のボスで重宝するし、諸刃で強制敵に攻撃力序列変えられるじゃん。元気だしなって。
マーカラ
デスチャ史上初のヘルスケア・シリアルキラー。
敵味方の区別なく平等に治療を行う慈愛の女神、と思いきや、敵への診察はデスヒールをお持ちの患者様限定というデスチャ界のチャールズ・カレン。医療行為のつもりで命を削ってくるんだからたまったものではない。眼精疲労患者のまぶたにバンテリン塗ってくるタイプの女だ。
回復をダメージに変換するマーカラのスキルセット、性質としてはダメージ系デバフによく似ているが、ひとつだけデバフとは一線を画す特徴がある。それは「回復は必中である」という点だ。
いかに強力なデバフとはいえ抵抗されてしまえば無意味、しかしマーカラの即時回復は分類上「バフ」扱いとなるため、基本的に抵抗されない。相手がデスヒール状態であれば必ずダメージが入る。
これがなかなか面白い。マーカラのみでデスヒール回復コンボを繰り出すのは現実的でないにしても、リタなど他のデスヒール持ちとタッグを組めばどうだろう。そこそこタチの悪いイタズラができそうではないか。
ただし、相手が魅惑状態だと回復が抵抗されてしまうので、水着シトリーとは相性が良くない。