【デスチャ】エレボス&ハルモニア性能インプレッション

デスチャ9月9日のアップデートで新たに実装された「エレボス」「ハルモニア」のスキル性能インプレッションを掲載。

エレボス

ワールドボスの前途に立つ警戒標識

ワールドボスをリフォームすべく送り込まれた二台目の重機、エレボス。スキルセットはチャンドラタイプ、平たく言えば、%ディーラーとズブズブのバッファーである。

といっても火属性唯一の%ディーラー・メティスは、すでに自前でエレボス4凸相当のスキルダメージ増加バフ(完凸時)を持っている。また、エレボス自身の汎用性も高いとはいえない。今回は無理して引かなくても良いのではないか……とも言っていられない。私には、どうにもコイツが警戒標識のように見えてならない。

あまりにも露骨な%ディーラー推し。シャインスターアリアのあたりから気配が醸され、チャンドラで濃厚になり、今回でほぼ確定した。確かに、今の環境ではエレボスの重要度は低い、が、今後新たな%ディーラーが火属性に追加されたらその価値は跳ね上がる。そして、その可能性はかなり高い。

さらに、チャンドラから続くこの流れがエレボスで止まるとも思えない。残る属性にも類似バッファーが実装されるのではないか。チャンドラとエレボスはその尖兵に過ぎないのではないか。火バトのいる火属性はまだマシだが、他の属性にチャンドラタイプのバッファーが実装されたが最後、ディーラーの明暗は完全に分かたれる。

そんな、%ディーラーがワールドボスを牛耳る未来を想像してしまうとエレボスを引かないという選択肢は、非常に危うく見えてくる。この状況で私にできることは、とりあえずエレボスを1体確保しておくことと、「%ディーラー」と「キャラ名」の部分を差し替えればどんなキャラに対しても流用できる文章をここに残しておくことぐらいだ。

ハルモニア

ブラッディ・メアリー・マローン

被弾カウンターデバフの一種「トゲの盾」の始祖、ハルモニア。うかつに突っ込んだ愚か者を血まみれにして帰すという意味では、植え込みに捨てられたペンギンクラブと大差ないが、組み合わせには可能性を感じる。特に、同じ接触発動系と出会った時に何が起こるのかは非常に興味をそそられる。

たとえば、接触石化を持つボレアースと組み合わせたらどうか。出血と石化はそもそも相性が良い。出血ダメージが石化の解除カウントを減らさないからだ。つまり、ハルモニアのバフを受けたボレアースに触れたが最後、敵は血染めの石像と化すわけだ。このデバフ多頭飼いパンデミックデッキは中々にロマンがある。

「トゲの盾」単体だけで評価するにしても、意外と使い道はある。真っ先に思いつくのはリバース・ラビリンスだ。リバラビを未だに持続ダメージデバフ主体デッキで日々周回している私のような人間からすると、ハルモニアの登場は時短の福音に他ならない。

とはいえ、ハルモニア自身は単体で完結した性能を持つキャラではない。今はまだ潜伏期間である。真価を発揮するのは、やはり、何かと組み合わさった時だろう。