9月20日のアップデートにて新たに”蘇りしフレイ”、”猫耳ネヴァン”、”リタ”が実装された。それぞれのスキル性能についてインプレッションを掲載する。実際に使用しての所感ではない点に注意願う。
蘇りしフレイ/猫耳ネヴァン/リタ インプレッション
蘇りしフレイ
クレオパトラとがっぷり四つ。
クレオパトラの支配する魔境・光属性メインディーラー枠に、からめ手ではなくまさかのガチンコ勝負を仕掛けてきたフレイ。ノーマルスキルに装備倍率ブーストスキルを持ってくるとは、なるほどそう来たかという感じ。
装備倍率ブーストスキルは、装備およびバフによって上昇する攻撃力に、さらに表記倍率分ブーストをかけるスキルだ。それ単体では大したことはないが、諸刃や応援など攻撃力を大幅に上昇させられるバフと組み合わせることで、ダメージを大きく伸ばすことができる。
さすがにノーマルスキルということで倍率は闇属性版フレイよりも控えめになっている。完凸で150%強。ちゃんと計算したわけではないが、それでもクレオパトラのクリティカルフィーバーには一歩及ばないだろう。しかしスライドがレイド限定追加ダメージつきの4連打。限界突破数が同じならなかなかいい勝負をしそうだ。
しかし悲しいかな、イベントで配られたクレオパトラとガチャでのみ入手可能な光フレイとでは、そもそもスタートラインが違いすぎる。レイドディーラーとしては、やはりクレオパトラに軍配が上がるだろう。
誤解のないよう言っておくと、このフレイは全然弱くない。むしろ全ディーラー含めてもトップクラスに強い。ただクレオパトラのクリティカルフィーバーがクソエグ鬼バカ強いだけだ。
猫耳ネヴァン
ですひーるかいじょ?
ノーマルスキルの説明文を読んだ時点で、私の中の女児が首を傾げた。性能としてはやはりレイドメタ、ボスの固有デバフ解除&攻撃力ブーストスキルという組み合わせは予想通りではあったが、とすると今回のボス”リタ”はデスヒールを使用してくるということになる。
いやバカな。こらこら。ンモ~。
マジで言ってます?
デスヒールは、吸血・吸収を除く回復をダメージへと変換してしまう恐ろしいデバフだ。ヒーラー勢は軒並みカカシと化し、プレイヤーは非常に難度の高い戦いを強いられ、回復不可だけが取り柄のマフデトがひっそりと息を引き取る。
これまでも日本版にデスヒールが登場しかねない場面はいくつもあったが、デバフ解除手段に乏しい日本版でのバランスを考慮してか、結局実装されることはなかった。しかし、とうとうこの日が来てしまった。回復型に冬来たれりだ。
実際に戦ってみないとわからないが、おそらくデスヒールはこれまでのように「対策できたらいいけど、なくてもあんまり気にならない」レベルのデバフではないだろう。猫耳ネヴァンのいないプレイヤーは、デスヒールのケアに多くのリソースを割くことになる。そしてそれが嫌なら私を引いてニャンということなのだろう。
デスヒールのショックで猫耳ネヴァンの性能について全く所感を述べてなかった。強いつよい。
リタ
出たーーーーーーーーーーーーーー!!!!
とうとう現れたデスヒール持ち。その効果も韓国版から特に変更は見られない。スキル説明文からは読み取れないが、公式ヘルプから見れるデスヒールの効果説明文によると、吸血/HP吸収による回復はダメージ転換はされないものの回復自体は阻害される、とのことだ。韓国版からさらに強くしてどうする。
公式ヘルプの記述が更新されており、デスヒールの効果説明文言から「吸血、吸収等の効果はダメージは適用されませんが、回復も適用されなくなります。」の一文が削除され、「※吸血、吸収はデスヒールの適用外です。」に置き換わっていた。吸血・吸収は機能しそうな気配がある。

これは変更前の文言
さらに加えてスキルゲージ削除効果も持ってきている。これは減速系とはちょっと違い、現在チャージされてるスキルゲージを、表記割合分だけ文字通り削除するのだ。スキルゲージ初期化のやさしい版だと思えばよい。
スキル構成的にワールドボスやRAGNA BREAKでの出番は少ない。アングラ極道中やデビルランブルが彼女の主戦場となる。出血や呪いなど持続ダメージ系デバッファーと組ませるだけで、お茶の間に毎試合クソゲーをお届けすることができる。オルガやモア、イゾルデと組ませてもシナジーを発揮するだろう。可能性は無限大。君の目の前に広がるのは七色のうんこだ。
韓国版リタの主兵装だった”分解”デバフが、ちょっと弱くされてしかもドライブ付与に変わったのは、せめてものお慈悲だろうか。