【デスチャ】細工オプション最強妥協ガイド

「はじめから理想オプションを望むな。妥協せよ」

細工について、このようなアドバイスをよく見る。真理だ。その一方で、途方もなく難しい。

細工において必要なのは生半可な妥協ではない。鉄の妥協だ。本記事では、細工妥協の仕方と重要性について解説する。

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はじめに:細工妥協への覚悟

細工はただの装備強化ではない。射幸心という、最古の獣との無慈悲な対決だ。

理想オプションを目指す途上、あなたが理性的な決断を下そうとする度に「せっかくここまできたのに」と蛇が囁く。耳を貸してはいけない。その先は浪費の沼だ。

深淵に沈まないための方法を以下で解説するが、まずは気持ちを強く持ってほしい。細工に必要なのは、妥協することを絶対に妥協しないという強い意志だ。

細工妥協フローチャート

  1. ワールドボス(WB)で使うキャラを見繕う
  2. WBディーラー以外の装備を見繕う
  3. WBディーラーの装備を見繕う
  4. WBディーラー以外の装備に細工
  5. ④で優秀なオプションが出たらディーラー装備に継承
  6. WBディーラー装備に細工
  7. レイド特化バッファー装備に細工
  8. 上記以外のコンテンツ装備に細工

細工の効率的な妥協を目指したフローチャートがこちら。なぜこの順になるのか、については以下で解説する。

コンテンツを妥協する

参加人数の多いコンテンツは妥協度が高い。4~5人に強い武器を与えるより、全員にそこそこの武器を持たせることが重要になるからだ

現行の主なコンテンツを、細工妥協度の高い順に並べると以下のようになる。

  1. ワールドボス
  2. レイド
  3. デビルランブル

※レースチャレンジやアングラ極などの開催頻度の低いものは除外

妥協度が低いコンテンツほど、オプション吟味が重要になってしまう。吟味、妥協の対極にある言葉だ。最初からオプションを吟味なんかしてたら、細工石がいくらあっても足りやしない。

その点、ワールドボスはすばらしい。さまざまなロールの装備に細工するため、その他のコンテンツでも使いまわしが利く。また「20体分の装備が必要」という性質上、自ずと妥協意識も高まる。妥協力の育成にもってこいだ。

あなたが細工石に無限課金できるおうちの子じゃないのなら、ワールドボス用の装備から細工することをおすすめする。

妥協できるキャラを優先させる

キャラ一覧

コンテンツの妥協に成功したら、次はキャラの妥協だ。ここではワールドボスを例に取ろう。ワールドボスにおけるキャラの妥協度はどのようなものか。

ディーラー以外>ディーラー

このようなものである。

ディーラーの火力はスコアに直結する。良い装備に良いオプションをつけるほど、高いスコアが出てしまう。ハイスコアへの執着が妥協の妨げとなるのだ。

一方、ディーラー以外(主に補助型、妨害型)は細工で役割が大幅に強化されることがない。妥協にほとんど抵抗がない。見渡す限り妥協の海、妥協のエルドラドである。

  • ディーラー以外の装備14~5着
  • ディーラー向け装備5~6着

まずは上記を目安に細工を始めると良い。ただし、WBでデバフ型編成を組む場合、バートリーナヴィはディーラー向け装備になるので注意しよう。

「バッファー装備の細工中にディーラー向けSランクオプションが出ちゃったらどうしよう…」そう心配する方もいるかもしれない。安心したまえ。出ない。

装備を妥協する

装備一覧

続いて装備の妥協。上述のキャラ妥協とも少し関連している。

誰しも、手持ちの装備を一軍と二軍に分けており、細工を施す場合は一軍から着手する。とりあえず最強装備を作りたいという気持ち、めちゃくちゃわかる。でもダメ。

一軍装備に手をつけたが最後「もうちょっと」「せめてBランク」そんな呪いがあなたを蝕み、妥協ラインのオプションを再付与で消しまくる。これが最悪だ。これを避けたいのだ。

細工は必ず二軍装備、使うけどディーラーにはちょっとな、というものから着手しよう。

一軍装備の細工方法

継承

一軍装備に良オプションまみれにする方法は簡単だ。

二軍装備の細工中に出現した一軍級オプションを、継承によって一軍装備に集約させる。

これでよい。

さんざん二軍装備から着手せよ、と主張してきたのはすべてこのためだ。二軍装備での妥協が、そのまま一軍の吟味につながるのだ。継承で二軍装備に空いた穴は、また別の妥協オプションで埋めれば良い

オプションを妥協する

妥協オプション

ようやくオプションの話である。ここが最後のしめくくり、妥協の千秋楽だ。

ここで重要になるのが以下の2点。

  1. 吟味するのはオプション内容のみ
  2. 不要な細工はしない

①は「望む内容のオプションがついたら、効果のランクは一切気にしない」という意味だ。防具に「ダメージ追加減少効果」を望んだなら、付与されたのがEランクであっても妥協して次に進もう。再付与は後でもできる。いったんほかの装備に細工を施すことが最優先だ。

②はそのままの意味である。たとえばワールドボスの後列ディーラー、被弾機会の少ない彼らの防具に細工を施す必要はない。必要ないから行わない。シンプルで合理的である。

以上をふまえて、どのロールにどんな細工を施せばよいか書いていく。

回復型と防御型

細工不要。

もともと充分な耐久力を備えており、細工で役割が大幅に強化されるわけでもない連中だ。あえて細工を施す必要はない。

後の補助型&妨害型用に細工した装備のうち、なんか微妙だなと思ったやつを回しておけば充分だ。

補助型と妨害型

推奨細工オプション(赤字は優先度高)
  • スライドにダメージ追加(武器2)
  • スライドに防御無視追加(武器3)
  • ダメージ減少追加(防具2/ドライブ以外)
  • ダメージ吸収(防具3/スキル不問)
  • 持続回復量増加(装飾2)
  • 被弾時にドライブ加速(装飾3/スキル不問)
  • 攻撃増加系オプション全般(武器1/装飾1)

補助型と妨害型へ最低限つけておきたいオプションは以下の通り。ちなみに、中毒付与役もこのカテゴリに入る

まず積んでおきたいのは、スライドスキルのダメージ底上げオプションだ。一発あたりの効果量は低くとも、全員で殴れば大きなダメージとなる。

ここで悩ましいのが「スライドダメージ◯%増加」が付いてしまった場合。有利属性ではない補助型・妨害型の一撃は非常に小さいため、最終ダメージ依存のオプションは効果が低くなる、が、うかつな再付与は禁物。

オプション効果量が7~10%だった場合は、再付与せずにディーラー装備へ継承させよう。CSからBランクの効果なので非常に貴重だ。

また、赤字になっていない細工オプションについては、ひとまずノータッチで良い。一通り細工し終わって、まだ細工石に余裕があったら狙ってもいいかな、程度である。

攻撃型

推奨細工オプション(赤字は優先度高)
  • スライドダメージ割合増加(武器2)
  • スライドに防御無視追加(武器3)
  • 攻撃増加系オプション全般(武器1/装飾1)
  • 機敏性増加オプション全般(防具1/装飾1)
  • クリティカル増加オプション全般(装飾1)

必要なオプションは少ないけれど、その分底抜けに深いディーラー装備。

これまでの細工で運良くディーラー向けオプションを複数引き当てていたら、継承で武器2つぐらい出来上がっていたりもするが、そうでない場合、かなりの忍耐が必要となる。

しかしここでも「とりあえずディーラー5~6体分の装備に細工する」ことを優先させよう。最初のひとりに熱くなって細工石が枯渇しましたは避けたい。

ただし、そこまでの妥協は必要ない。ここでイモ引いたら、何のために我慢してきたのかわからない。Cランク以上を狙って、心ゆくまでオプション吟味を繰り返そう。

狙うのは基本的にスライドダメージ増加系だが、良さげなノーマルダメージ増加オプションがついたらいったん保存をおすすめする。N運用ディーラー、またはレイドディーラー装備に使えるからだ。

細工の妥協に成功したら

オプションを少しずつ充実させる

ここまでのチャートで20体分の細工を終えたなら、だいたいコンテンツに対応できるだけの装備は揃っている。

チャートでは、この後レイド向けの装備細工に着手すべしとしたが、たぶんその必要もあんまりない。最適とはいかないまでも「これでいいか」と思える程度のものは揃っているはずだ。

その中で、どうしても欲張りたいオプションがあれば再厳選してもよい。しかし、その場合でも細工するのは二軍装備からにしよう。成功したら継承、失敗しても細工済み二軍装備が充実するだけだ。

直接は狙わずじわじわ外堀から埋めていく、これが細工石節約の真髄である。

連続再付与ボタンは押すな

押すな。

ここまでさんざん妥協を説いてきた人間が、今さらあんな外道ボタンの押下を奨励するわけはない。連続再付与は高ランクオプションをエサに、無数の実用的C以下オプションを闇に葬る悪魔のライオンシュレッダーだ。

あれを押していいのは、どうしようもなく破滅に身を委ねたいそんな夜だけだ。失うものは大きいが、行きずりの男に抱かれるよりは安上がりだろう。