2月28日に新たに実装された”浄火のデメテル”、”希望のディーノ”、”おもちゃのアンプル”のスキル性能インプレッションを掲載。
浄火のデメテル/希望のディーノ/おもちゃのアンプル インプレッション
浄火のデメテル
“瞬発型”持続ダメージデバッファー。
プレイヤーが相対する最初のボス・デメテルがレイドボスとして再登場。豊満な肢体ももちろん健在。パンだのベスだのバンシーだのでここ最近落ち着いていたおっぱい平均株価がここにきて爆騰。胸元のデンプシーロールで、これがスケベドリブンなゲームだったと思い出した方も多かろう。
さてゴージャスなのは何もルックスばかりではない。スキル性能も目を見張るものがある。
まずノーマルスキルはニルティのお株を奪う“バフ解除”効果を持つ。基礎命中率はニルティに劣るものの、このスキルを持つキャラがイベントでほぼ確実に得られるという部分がでかい。
そしてスライドスキル、ここがデメテルの本領だ。回復量減少効果を持つ新デバフ”猛毒”、特筆すべきはその1tickあたりのダメージ量、なんと無凸スキルレベル10の時点で驚異の292。イベント報酬にしては強いね、どころの話ではない。これまで実装された持続ダメージデバフの中で最大の効果量である。
スキルレベル上昇によるダメージの伸びもよく、2凸の時点ですでに500に届こうかというレベルだ。完凸ならおそらく900は超えてくる。あのジュピターですら最大722のところを、900だ。コミカライズ版でモナに狼牙風風拳くらって沈んでた頃からは考えられない大躍進である。
そのかわり持続時間が10秒と短いが、これは仕方ない。
そもそも持続時間が長いから必ず優れているというものでもない。瞬発力が要求されるコンテンツ、特にデビルランブルのような場においては、ちょっとばかり総ダメージ量で劣ろうと短時間にまとまったダメージを叩き込めるキャラの方が重宝されることがある。
少なからずデビルランブル環境に食い込んできそうなポテンシャルを秘めたキャラである。リーダーバフも”木属性の防御力-15%”と地味にイカれた効果量なので、ワールドボスでのリーダー起用の芽もある。ルックス・性能ともに申し分のない良キャラだ。
努力家ディーノ
医療器具だか芝刈り機だかわからない何かで相手を八つ裂きにするブレインデッド・ナース。
所狭しと詰め込まれた防御無視ダメージと追加ダメージ、極めつけはドライブで自身に付与する高倍率狂暴化バフ。東京03の渋滞コントみたいなフォーメーションで行われたデスチャ特番内でお披露目された通り、こと殴るという分野においてディーノに勝てる水ディーラーは存在しない。
要するに、サターンと同様、それまでの序列をいったんリセットするために送り込まれた刺客である。恐竜の時代を終わらせるために落とされた巨大隕石、それがディーノなのである。
スキルセット内にレイド限定効果がほぼないため、水属性ディーラーが活躍できる場所がすなわちディーノの庭だ。ドライブで付与する自己バフが”狂暴化”というのも素晴らしい。確定気絶というデメリットはあるが、反射や中毒を気にすることなくフィーバータイムをぶっ放せるのはディーノならではの強みだ。
とにかく回復型だったころの面影などみじんも感じさせないゴリラ変を遂げた彼女。努力家だそうだが限度がある。努力だけでトップに昇り詰めるのは、なろう小説の中だけにしとけよ。
ただでさえピュアディーラーに乏しい水属性、ディーノの存在はそれだけで貴重だ。可能なら1体だけでも確保しておくとよいだろう。
おもちゃのアンプル
しれっと追加された新★3出血デバッファー。
★3だからか、特に目立ったアナウンスもないまま報酬に紛れ込んでいる新チャイルド。うっかりすると進化餌にしてしまいそうになるが、その性能はなかなかのもの。ある種のプレイヤーに取っては垂涎と言ってもよい。
スライドスキルで付与する出血デバフは現★3最強出血デバッファーのティケと同等、さらにその付与対象が”HPの残りが最も少ない敵”。ここだ。すばらしいのはまさにここだ。
★3だけで出血デッキを作ろうとした方なら覚えがあるかもしれないが、★3だけでは出血デバフの付与対象を集中させるのが非常に難しい。妨害型優先だったり高攻撃力優先だったりで、どうにもまとまらない。機能する出血デッキを作るのはほぼ不可能と思っていたところに、待望の出血追撃付与が可能なキャラがようやく現れてくれた。
HP残量の少ない敵が対象なのだから、理論上いかなる出血デバッファーと組ませても追撃が可能になる。付与対象数やダメージも申し分ない。
残念ながら今のところガチャから排出されないようだが、報酬以外でも獲得可能な手段を一刻も早く用意してほしい。なんならアンプルピックアップガチャとかやってくれてもいい。めちゃくちゃ不評を買うだろうし、たぶん私も引かないけど。