デスチャ1月28日のアップデートで新たに実装された「逆転の槍ティタニア」と「ヘパイストス」のスキル性能インプレッションを掲載。
逆転の槍ティタニア
行儀の良いゴリラ
お手軽3連打ディーラーとして数多の初心者を救済してきたティタニアが、まさかの星5昇格カムバック。スキルセットは、防御無視ダメージ大盛りノーマルに4連打スライドさらにドライブでのノーマル最終バフと、不足なくお上品。いかにもレイドディーラー専門学校卒といった風情だ。
しかし、残念ながら職場が悪い。配属された部署が悪い。レッドブル飲んでがんばるゾ! と意気込んで入ったオフィスが、いろはすボトルで獺祭ラッパ飲みするフィーバードランカーの溜まり場だったとは、気の毒以外の言葉が見当たらない。
では、ワールドボスならどうか。自慢の連打数を活かせばスタメンには十分食い込める。しかしこっちはこっちで、バフでダメージがあっさり倍加する界王拳ゴリラの社交場だ。1撃150万超が飛び交うガンギマリレートの中で価値を示すのは容易ではない。
誤解を招かぬよう言っておくと、ティタニアのスキルセット自体はトップクラスに優秀である。
防御無視と追加ダメージもりもりの4連打(フルイグニッションで6連打)が弱いはずもない。それでも、集中と%スキルが繁茂するアヘアヘ脱法マウンテンを登り切るには心もとない。光属性がいかにヒステリックな環境か、という話だ。
今回のレイドボスはドライブ阻害持ちなので、スライドゴリラであるティタニアは活躍できるだろう。今後も条件さえ揃えば、トップディーラーの座を射止める可能性はある。しかし無条件で現環境を食い散らかす類のキャラではない、というのが正直な印象だ。
ヘパイストス
PvP特化型バリアバッファー
炎と鍛冶の神「ヘパイストス」、その名を冠す彼女が火属性ではないことに少し驚いたが、イグニッションがゲームにもたらした影響を考えれば、まあ、闇か。
さて、スライド性能はバリアとデバフ無効の二刀流。いずれも防御バフとしては強力かつ人気だが、闇という属性も相まってやや中途半端な印象が勝る。闇には防御のスペシャリスト、クローソーがすでにいるからだ。
闇編成ならクローソーと同時運用もできなくないが、バリア被りがややもったいない。とはいえ、クローソーと入れ替えるほど強くもない。ノーマルメインで運用しようにも、デバフ回避率アップがどれほど信頼できるのか未知数。かといってPvP外だと、ただのバリアバッファーに成り下がる。
カタログスペックだけでは、なかなか良さが見えにくいキャラである。しかし、ランフェイ・Sモナ・カークス・闇マアトと並ぶ褐色爆乳温泉の人権なので1体は確保しておきたい。