デスチャに数多存在する「HPの残りが少ない味方に」付与される系バフ。この「HPの残りが少ない味方」とは、いったいどんな状況の味方のことを指すのか検証を行った。
検証内容は「全員無傷の場合誰が優先されるのか」及び「バフ付与対象はHP残量の絶対値、最大HPからの減少割合、どちらを参照して決定されるか」のふたつ。
HP残量参照バフ検証:検証場所と使用キャラ
使用キャラ
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ドライブスキルに「HPの残りが少ない味方に~」バフを持つキャラを用意する。今回はバフ付与対象3体のピュアホワイトポモナと、付与対象2体のメティスを使用。
検証場所

アンダーグラウンド強の三ノ輪にて検証を行う。
「全員被弾がない状態でドライブスキルを使う」という状況を作るために、ドライブゲージが貯まるまでオートでしばらく進んだ結果、三ノ輪に停まった。三ノ輪でなければならない理由はない。
HP残量参照バフ検証:全員無傷の場合
全員無傷の場合の付与対象

三ノ輪で編成を全とっかえし、全員HPがビタイチ減っていない状態にする。このとき、HP残量参照バフは誰に付与されるか。

画像のとおり、左から1番目・2番目・5番目のキャラにバフが付与された。では編成内の並びを入れ替えてもう一度。

同じ結果となった。
画像からはわかりにくいが、この後も十数回試して、全て同じ並び位置のキャラにバフが付与されることを確認している。
どうやら全員無傷の場合、HPの多少に問わず、編成の左から1番目・2番目・5番目のキャラにバフが付与される仕様のようだ。
手負い混在時の付与対象変化
では、数名ダメージを負ったキャラが混じっている場合はどうなるだろう。1名だけ手負い・2名だけ手負い、という状況でそれぞれバフ付与対象の変化を追った。
1名だけ手負い

当然、手負いキャラにバフが優先され、左から1番目のキャラが対象から外れた。
2名だけ手負い

手負いキャラ2体にバフが優先され、左から1番目・2番目のキャラが対象から外れた。つまり、全員無傷時のバフ付与優先強度は「左から5番目>2番目>1番目」ということになる。
ちなみに、HPの最大値がどうであれ、バフ付与優先度は常に「手負いキャラ>無傷キャラ」である。
HP残量参照バフ検証:ダメージを負っている場合
最大HPからの減少割合で対象が決定
結論から言うと、HP残量の絶対値ではなく、最大HPからの減少割合の大きいキャラに優先してバフが付与される。これの検証は以下のような状況で行った。

いくつかのキャラにあらかじめ被弾させ「最大HPからの減少割合」と「HP残量の絶対値」の序列がちぐはぐになる組み合わせを作った。上の編成における、HP残量と減少割合の序列はそれぞれ以下のようになる。

この状態でメティスのドライブを使用する。もしHP残量参照バフが「HP残量の絶対値」を参照するなら自請妃とテディに、「最大HPからの減少割合」を参照するなら自請妃とディアブロにバフがかかるはずだ。結果はどちらになったか。

見ての通り、自請妃とディアブロがバフ付与対象となっている。これも何度試してもこうなった。HP残量参照バフは「最大HPからの減少割合」を参照しているとみて間違いない。
補足:攻撃スキルとの違い
攻撃スキルにもHP残量参照系のものはいくつかあるが、実はこれらは仕様が異なる。
攻撃スキルの場合の付与対象は、公式に明言されている通り、HP残量の絶対値を参照するように変更された。なので、減少割合がどうとかは全く無視して、単純にHPの残りが低い・高いキャラが対象に選ばれるわけだ。
このふたつは非常に混同しやすいので注意が必要である。
HP残量参照バフ検証:まとめ
- 全員無傷のとき、編成の左から1番目・2番目・5番目のキャラが付与対象となる
- 上記の付与対象の優先強度は「5番目>2番目>1番目」である
- HP残量参照バフは「最大HPからの減少割合」を参照して決定される