8月29日より開催されたワールドボス「タマモ」。本稿ではタマモの基本情報および攻略情報をまとめる。
今回はいつもと構成を変え、編成タイプごとにスコアと解説を掲載している。
タマモ攻略:基本情報
- 無力化デバフ無効(石化、沈黙、混乱、気絶、睡眠)
- デバフ持続時間20%減少
- スキルチャージ速度20%増加
- 推定防御力:3000
- 弱点防御ダウン値:40%
- 推定特殊属性補正:等倍属性(火)以外からの追加・防御無視除くスキルダメージを20%減少
- スキル①:前列の4体にダメージ&防御力減少と擦過傷を付与
前兆セリフ:「お主ごときに耐えられるかな?」 - スキル②:前列の5体にダメージ&出血付与&魅惑付与。
前兆セリフ:「お主が憎い…!」 - ドライブ:前列全体にダメージ&5体に火傷付与
防御力および特殊属性補正は、同属性のノーマルスキルダメージを基準とした場合の推定値である。数値の正確性は保証しない。
ワールドボス編成:三つのタイプ
バフ型・デバフ型・ハイブリッド
現在ワールドボスには大きく分けて三つの編成タイプが存在する。バフ型とデバフ型、そしてそのハイブリッドだ。
それぞれメリットとデメリットがあり、また、所持キャラの充実度による適性も存在する。
選択肢の編成がこれほど広がるのはワールドボス史上まれなことでもあるので、この機会に三つの編成タイプについて説明するとともに、だれにとって何が有効なのか、可能な限り考察したい。
以下、タイプ別にひとつずつ編成例の紹介と解説を行う。
タマモ攻略:デバフ型編成
今もっともトレンディなワールドボス編成。
Nモナ・コウガの加速バフ対象とすることで、バートリー・ナヴィのデバフ付与効率を限界まで高める、というコンセプトの編成。
Nモナ・コウガのバフはディーラーにあてるべし、というデスチャの金科玉条を真っ向からひっくり返した、まさしく革命と呼ぶにふさわしいセットアップである。
- デバフの付与効率上昇によりダメージを飛躍的に増加させられる
- ディーラー全体の攻撃力上限が大きく制限される
- リーダーバフの選択肢が狭い
デバフ型編成例

- リーダー:バベル(火属性の敵のデバフ効果回避率-15%)
- 攻撃力トップ2:バートリー・ナヴィ
- 後列攻撃力トップ5:バートリー・ナヴィ・サロメ・水マフデト・ディーノ
スコア例

デバフ型編成解説
- バートリー・ナヴィが両方とも高凸
- ディーラーの強さがまばらでない
- 主要なデバッファーがそろっている
バートリー・ナヴィを攻撃力トップ2にし、Nモナ・コウガの加速バフでデバフ付与効率を限界まで引き上げるのがこの編成の要諦だ。
バートリーの防御減少&踊る刃デバフが強烈なのは言うまでもないが、デバフ型編成の核心は加速されたナヴィの存在である。
彼女の持つ「デバフ回避率減少&デバフ持続時間増加デバフ」は、デバッファー全員とシナジーを持つ。ナヴィデバフによって間接的にバフされたデバッファーが矢継ぎ早にデバフを重ねた結果、ディーラー全員のダメージが飛躍的にバフされるわけだ。
バフバフうるせえなレトリバーかよ、と思わないでほしい。これがもう本当に強いんだから。バフとデバフがうまく噛み合うと、非常にツイッター映えするスコアが出る。
押しも押されぬ強テンプレートなうえ、まだ研究の余地を残しているバケモノ編成。
デバフ型編成の注意点
ダメージを最大化する、という意味では最高峰の編成だが、誰が組んでも必ず強いというわけではない。
上述のとおり、この編成の軸はバートリーとナヴィだ。この2キャラの凸が低いと思ったような効果は得られない。そしてもちろん、ナヴィデバフの恩恵を受けられるデバッファーもそろえておく必要がある。
また、ディーラーの強さにバラつきがあるのもよろしくない。
ナヴィ&バートリーを加速させた後は、シトリーバフや諸刃を利用してディーラーにも加速バフを配ることになるのだが、ディーラーの強さにバラつきがあると、スコアのブレがひどくなる。
良くも悪くもプレイヤーの総合力がスコアに直結しやすい、上級者向けの編成だ。分不相応だと思ったら、別の編成を模索しよう。
攻撃力はどこまで調整すべきか
水属性や火属性などの身内に諸刃バッファーを擁する属性は、どれだけ攻撃力調整を行おうと、ディーラーがバートリー・ナヴィの攻撃力を下回り続けることはできない。
そのため、Nモナ・コウガのバフをバートリー・ナヴィに安定して付与するのは不可能ではないか、と思う方も多いことだろう。その疑問にお答えする。
その通りです。
諸刃バッファーが攻撃力序列を大きく変えてしまう属性では、諸刃がバラまかれる前にしかバートリー・ナヴィに加速バフを当てるタイミングがない。だから、そこで当てるのだ。
戦闘開始直後に、諸刃バッファーより先にNモナ・コウガが動いてくれることを祈るしかない。
デバフ型は初手にこの大博打をくぐり抜ける必要があるのだ。スコアがブレ幅が大きくなる所以でもある。
ちなみに、1ターンが異常に長いワールドボスでは、ターン制持続のバフはほとんど永続する。なので一度でも加速をあててしまえば、切れる心配はしなくてよい。
タマモ攻略:ハイブリッド編成
デバッファーを加速させたいけど、ディーラーへのバフ付与も諦めたくない、というコンセプトの編成。
最大スコアはデバフ型に劣るものの、スコアの下振れが小さいという特徴がある。
- ディーラーの攻撃力を厳密に調整しなくてもよい
- デバフのアップタイムを増加させつつ、バフの恩恵も充分受けられる
- スコアが比較的安定する
- 高凸デバッファーのポテンシャルを最大限引き出せない
- リーダーバフの選択肢が狭い
ハイブリッド編成例

- リーダー:バベル(火属性の敵のデバフ効果回避率-15%)
- 攻撃力トップ2:水マフデト・サロメ
- 後列攻撃力トップ5:水マフデト・サロメ・ディーノ・ナヴィ・バートリー
スコア例

ハイブリッド編成解説
- バートリー・ナヴィはいるが両方(あるいはどちらか)の凸が低い
- ディーラーの強さがまばら(1体だけ完凸してる、等)
- 主要バッファーがある程度そろっている
重要デバッファーであるバートリーとナヴィへの加速バフは、シトリーの後列クールタイム減少とブラウニーのチャージ量増加バフのみ。コウガ・Nモナのバフは素直に攻撃力の高いディーラー2体に集めている。
厳密な攻撃力調整を必要としないのがこの編成のメリットだ。ナヴィとバートリーが後列攻撃力トップ5内に入るようにして、あとは強い奴をとことん強くしておけばよい。
主要ディーラーへのバフ供給を安定させつつ、重要デバッファーのデバフ付与効率もぼちぼち上げたい! というよくばりさんにおすすめ。
このタイプの編成は「重要キャラは一通り揃っているが凸がまばら」という中級者にも向いている。
バートリーは完凸だけどナヴィが無凸なのでデバフ型編成が組みにくい、という人はハイブリッドで組んでみると、良い結果が得られるかもしれない。
タマモ攻略:バフ型編成
デバッファーの攻撃力調整などを特に行わず、加速その他のバフは基本的にディーラーに独占させるオーソドックスな編成。
- ディーラーの攻撃力調整が不要
- 編成自由度が高い
- スコアが比較的安定する
- 強キャラのポテンシャルを最大限引き出せない
- ディーラー・バッファーの質がスコアに直結しがち
バフ型編成例

- リーダー:水マフデト(水属性の攻撃力+30%&その他属性の攻撃力+15%)
- 攻撃力トップ2:水マフデト・サロメ
- 後列攻撃力トップ5:水マフデト・サロメ・ディーノ・ダヌ・かすみ
スコア例

バフ型編成解説
- ワールドボスの定番キャラがそろっていない
- ナヴィ・バートリーを所持していない(またはどちらも低凸)
かつての主流も今やクラシック。
強いディーラーを強いバッファーで強くして殴る、というゴリラロジックを主成分とする編成。
ディーラーとバッファーの質がスコアに直結するため、プレイヤー側での工夫の余地があまりない。諸刃のようなランダム要素のない属性だと、それがより顕著だ。
デバフ型編成やハイブリッド編成を満足に組めない場合に、やっと選択肢に上がるという感じ。
しかしシンプルゆえに組みやすいという利点もある。ワールドボスに初めて挑む・キャラが満足にそろってないプレイヤーにはおすすめしたい。
ちなみに、水属性を全員後ろに下げているのは、心置きなく攻撃力にガン振りして水マフデトのリーダーバフ効果を少しでも高めようという魂胆によるもの。
なお、吟味.netのワールドボスガイドは、このバフ型編成を組むことを前提にして書かれている。
タマモ攻略編成:ドライブ順

- Nモナ:水属性に応援がバラまかれることを祈る
- シトリー:スク水ダビと迷ったが、フィーバー後の殴りまで考えると今回あまり有効でないと判断
- スク水ダビ:フィーバーダメージ増加
- ナヴィ:どこで撃っても強い
- 神楽のワーウルフ:どこで撃っても強い
- サンビーチモナ:踊る刃でフィーバーダメージ最大化
- パンテオン:ほかに撃たせたいキャラもいないので
今回、編成タイプごとのスコアの違いをわかりやすくするため、ドライブ順は共通のものを使用している。