ラグナブレイクと並ぶデスチャの二大恒常イベント、ワールドボス・トライアル。基礎攻略:生存編に続き、こちらはスコアを伸ばすことに焦点を当てたガイドである。
ワールドボスで全滅しなくなったけど全然スコアが伸びないぞクソが、という方向けに書いている。
ちなみに本稿は、あくまで私がこのように考えている、というだけであって、唯一絶対の真実というわけではない。
前置き
本稿は、ワールドボスでスコアを伸ばすための方法について、以下の項目に絞って解説している。
- 編成の作り方
- 装備の選択基準
- ドライブ発動キャラ/リーダーバフ発動キャラの選択基準
すでにワールドボスを何度か経験してる方向けの記事だ。そもそもワールドボスが初めてとか、ボスと5分間戦えずに全滅する、という方は下の記事を参照してほしい。
そしてもうひとつ、本稿で解説するのは「70~80点の編成の作り方」である。
いわゆる編成の最適解、100点満点の編成はこれをいくら読んでも作れない。そんなの私もよくわからないし。
ただし、色んな理屈やダメージ計算のもろもろについて知らなくても、この記事に沿って編成を埋めていけば80点、悪くて70点ぐらいの編成は作れるはずだ。手っ取り早くそれなりのスコアを出したいという方の助けになれば幸甚。
ちなみに「解説」以降は、デスチャオタクの早口が書かれてるだけなので、編成を組むだけなら読む必要はない。
ワールドボス基礎攻略:編成
編成を組む順序
本稿では、ワールドボスの編成を以下の順番で組むものとしている。
- 5分間パーティを支えるだけのヒーラー/タンカーを編成する
- 有利属性のディーラーを編成する(5~7枠)
- 「何も考えなくていい枠」を編成する(最大9枠)
- 「属性別おすすめ枠」を編成する(所持していれば)
- 「枠が余ってたら入れるやつ」を編成する(適宜)
①については生存編で解説している。ここでは②~⑤について、キャラの具体例をあげながら解説していく。
ディーラー枠
- ボスに対し必ず有利属性のディーラーを最低でも5体、できれば6~7体編成する。
- スライドスキルの攻撃回数が極力多いものを選択する。
上のふたつの条件を満たすディーラーのうち、最も育成が進んでいるものを選んでおけばとりあえず問題ない。
重要なのは、ディーラーは全て必ずボスに対し有利属性であること。それ以外は枠のムダぐらいに思ってよい。
何も考えなくていい枠
属性に関係なくほぼ必ず編成されるキャラ、いわゆるワールドボス人権。何も考えなくていい。いるなら、とにかく編成したまえ。
編成条件は「それを満たさない場合は互換性能を持つ★4キャラ完凸(限界突破+6)に性能が劣る」という意図で書いている。条件を満たさないからといってデメリットがあるわけではない。
キャラ | 主な役割 |
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編成条件:限界突破+3以上 | |
ルパン |
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セルケト |
編成条件:限界突破+5 |
コウガの引退時期について
コウガは強い。あいかわらず強い。
しかし、常に編成に居座るキャラではなくなった。コウガの役割を他のキャラで補填できる場合は、編成から外れることも少なくない。
コウガの主な役割はスライドスキルによる「クールタイム2秒短縮」と「スキルゲージチャージ量アップ」である。このうちクールタイム2秒短縮はシトリーで付与できる。後は、同等の効果量・付与対象者数を持つスキルゲージチャージ量アップを他のキャラで調達(※)できれば、コウガを編成する意味はほぼなくなる。
今のところ、単体性能でコウガの完全上位互換となるキャラは存在していない。なので上の人権キャラリストにも含めているが、いつ引退してもおかしくない状況であることは頭の片隅においておこう。
※属性別スキルチャージ量アップバフ所持キャラについては「属性別おすすめキャラ」を参照。
役割別代替キャラ一覧
上に挙げた人権たちが為す役割の一部、または全部を担えるキャラ。場合によっては人権キャラと同時編成もありえるキャラも紹介している。必ずしも人権キャラの下位互換性能、というわけではない。
※「主な役割」は、代替となるスキルについてのみ記述している。そのキャラが使える全てのスキルというわけではない。
バートリーの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
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フリージア |
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ニュービーモナの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
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初音ミク |
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キリヌス |
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ルナ |
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レオ |
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ロビン |
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シトリーの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
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パーティスターメブ |
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コウガの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
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ギルティネ |
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パーティスターメブ |
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悲劇のルサルカ |
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ファンシーシトリー |
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ブラウニー |
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光芒のモナ |
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ティスベ |
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ミダスの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
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ベルセポネ |
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ルパンの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
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ガネーシャ |
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メルポメネ |
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サンビーチモナの代替キャラ
いない。あきらめよう。
神楽のワーウルフの代替キャラ
いない。あきらめよう。
セルケトの代替キャラ
キャラ | 主な役割 |
---|---|
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タナトス |
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エリシオン |
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ソネット |
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属性別おすすめキャラ
上で紹介したキャラを編成した後、まだ枠に余裕があれば編成すべきキャラたち。
属性特化・ワールドボス特化型の強力なバッファーが多い。戦うボスの属性に合わせて編成しよう。
編成優先度は上から順に高⇒低だが、持ってるなら根こそぎ編成しても問題ないメンツをピックアップしている。
木属性
キャラ | 主な役割 |
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ビキニリザ |
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ロビン |
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火属性
キャラ | 主な役割 |
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フェイルノート |
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ガネーシャ |
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パーティスターメブ |
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悲劇のルサルカ |
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水属性
キャラ | 主な役割 |
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プリンセス雪ミク |
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ギルティネ |
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ビリー |
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レオ |
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光属性
キャラ | 主な役割 |
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ルナ |
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光芒のモナ |
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闇属性
キャラ | 主な役割 |
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まだ枠が余っていたら入れるやつ
ここまでのキャラをあらかた編成して、それでもまだ枠に余裕がある、という場合に候補に上がるのが以下のキャラ。特にニルティによるバフ解除は、防御バフを付与するタイプのボスに対し非常に有効。
キャラ | 主な役割 |
---|---|
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ボタン |
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それでもまだ枠が余ってたら
さらに枠に余裕がある場合は、有利属性のディーラーを突っ込んでおこう。
枠が余ってるからといって、適当なバッファー/デバッファーを無目的に編成するのは絶対におすすめしない。
ワールドボス基礎攻略:装備の選択について
装備の選択基準をおおまかに分類すると以下のようになる。
条件 | 優先度S | 優先度A | 優先度B |
---|---|---|---|
加速対象ディーラー (攻撃力トップ2) | 攻撃力 | 機敏性※ | クリティカル |
加速対象ディーラー | 攻撃力 | クリティカル※ | 機敏性 |
全ディーラー (加速対象含む) | 攻撃力 | クリティカル※ | 機敏性以外 |
デバッファー | 機敏性 | 攻撃力 | HP/防御 |
※特定のステータスを攻撃力に変換するソウルカルタ(ex.巌流ダビの燕返し)を装備している場合は、変換元のステータスが上昇するものを優先させる。
上の表にいないロールは「死ななきゃなんでもいい」である。
ノーマルスキル連打型ディーラーと機敏性
なぜノーマルスキル連打型ディーラー(ex.クランプス)に機敏性の上がるものを装備させてはいけないか。理由は簡単。無意味だからである。
機敏性は、スライドスキルの最大ダメージを上昇させる、という効果を持つが、ノーマルスキル連打型のスライドスキルに対してはこれが無効になる(参考)。
攻撃の命中率(被回避率)に機敏性が影響してる説もあるので、完全に無意味ということはないかもしれないが、ダメージ計算的にはなにひとつメリットがない。
ノーマルスキル連打型ディーラーに機敏性つき装備は極力避けた方がよい※。
※機敏性によって攻撃力の上がるカルタ(ex.遠藤兄妹)を装備させてる場合はその限りではない。だって攻撃力が上がるから。
デバッファーも貴重なダメージ源
デバッファーへの装備で、攻撃力の優先度を少し高めにしたのは理由がある。彼らも貴重なダメージ源だからだ。
もちろん、デバフを付与するのが最優先なので機敏性を積むのが大前提である。しかし多くのデバッファーは2回攻撃を持ち、攻撃力もそこまで低くない。有利属性ならそこそこのダメージを出してくれる。
ちょっとでもスコアを伸ばしたいのなら、攻撃力を多めにしておくとよいだろう。
中毒デバッファーは素手
デバッファーに攻撃力を積もう、と言ったが、中毒デバッファーだけは例外だ。攻撃力を積んではいけない。というか武器を持たせてはいけない。
彼らの本職はデバッファーでなくディーラーだ。迂闊に攻撃力に寄せた装備を持たせると、有利属性ディーラーのバフを奪ってしまいかねない。
中毒デバッファーにバフを奪われるとスコアが激減する。水属性有利ワールドボスでもない限り、彼らに武器を持たせてはいけない。
ワールドボス基礎攻略:ドライブ/リーダーバフについて
ドライブの選択基準
- 効果の大きいものを選択する。
- 影響範囲の大きいものを選択する。
基本的にワールドボスで放つドライブは、そのドライブによるバフやデバフが付与されたとき、恩恵に与る人数が多ければ多いほど良い。ディーラー2人より5人、5人よりは後列全体といった風に。
この理屈でいうと、敵にデバフを付与するドライブが最も影響範囲が大きい。付与対象はボス1体だが、その恩恵に味方全体が与れるからだ。
また、ワールドボスではドライブ発動順を指定できる上に、指定したメンツを自動で延々ループしてくれる。
一応、ドライブ発動担当を10体まで指定できるが、やる意味はほとんどない。多くの場合、ドライブ効果が大きいキャラを3体だけ指定するのが最もダメージ効率が良くなる。
ドライブ3番手おすすめキャラ
ドライブの3番手、要するにフィーバーの直前にドライブを撃たせるべきキャラを紹介する。
キャラ | 主な役割 |
---|---|
おすすめ度:★★★★★ | |
ギルティネ |
おすすめ度:★★★★★ |
おすすめ度:★★★★☆ | |
おすすめ度:★★★★☆ | |
パーティスターメブ |
おすすめ度:★★★★☆ |
ルナ |
おすすめ度:★★★☆☆ |
おすすめ度:★★★☆☆ |
「攻撃態勢」はフィーバー殴りに参加するキャラを強制的に絞ってくれるので、ダメージを最大化しやすい。有利属性の攻撃態勢キャラがいるなら、ほぼ問答無用で3番手に据えてよい。
攻撃態勢持ち以外なら、シトリーやパーティスターメブなど、ノーマルスキルダメージを上げてくれるキャラがおすすめだ。フィーバーダメージを安定して底上げしてくれる。
サンビーチモナは少し難しい。ドライブで付与する「踊る刃」は、他の防御力デバフと重複するというのが強みであって、単体での効果はそれほど大きくない。バートリーなどの強力な防御デバッファーがいるなら、シトリーやパーティスターメブを押し退けて3番手に入るが、そうでないなら微妙である。
リーダーバフの選択基準
- ワールドボス開催と同時に実装された新キャラを持っているなら、そいつのリーダーバフを選択する。
- ①がいない場合、攻撃力の上がるリーダーバフを選択する。
ワールドボスが開催されると、ほぼ確実に特効とも言うべきスキルを持ったキャラが実装される。リーダーバフもそのキャラのものを選択することがベストに近くなる。
特効キャラがいない場合の選択肢として、ベストではないが、最も無難なのが攻撃力アップ系のリーダーバフだ。安定して80点ぐらいの結果を出してくれるので、万人におすすめしやすい。
解説:ダメージ計算とバフ/デバフの効果について
ここからは理屈の話。上で紹介したキャラの選択基準などについて、なぜそうなるのか、を少し細かく説明する。
読んでもスコアが上がるわけでもなし、読む必要もないが、理解するとワールドボスがちょっとだけ楽しくなるかもしれない。
ダメージ計算の構造
最終ダメージが算出されるまでに辿る道筋を、ざっくり図示すると上のようになる。
それぞれの要素が何を指すかはとりあえず置いておこう。要するに、これらの要素がバフやデバフで増えたり減ったりしながら、最終ダメージは作られているのだ(加速要素はダメージ算出に直接関わるものではないので、外に出している)。
ここで重要なのは、最終ダメージの大部分が要素同士のかけ算によって構成されているという点だ。
たとえば、上の4つの要素に対し、自由に20ポイント割り振れるとしよう。以下のような割り振り方をした場合、最終的な数値が大きくなるのはどちらだろうか。
- 「基礎スキルダメージ」に14ポイント振って、残りに2ポイントずつ割り振る。(=14×2×2×2)
- すべての要素に5ポイントずつバランスよく割り振る。(=5×5×5×5)
無論、②である。
ここでいう要素はキャラの役割のことだ。ポイントというのは使える編成枠の数のことだ。キャラの役割を偏らせず、バランスよく編成することがいかに重要かという話である。
人権の、人権たる所以
役割のバランスが重要とわかったところで、上述の「何も考えなくていい枠」について見てみよう。それぞれの役割を、要素ごとに当てはめると下のようになる。
なんと、ダメージ計算に必要な要素を全て網羅できてしまうのだ。彼らを「何も考えなくていい枠」としたのはこのためである。
彼らを揃えられた時点で、ワールドボス編成の骨子は完成したと言ってよい。
バフの種類と共存ルール
骨組みが完成したところで、今度は肉付けをしていかなければならない。
例の9キャラだけでは心もとない要素をさらに補強する、つまり、上述の「属性別おすすめキャラ」で枠を埋めていく作業だ。
この時、バフないしはデバフがしっかり共存するか、という部分に気を付けなければいけない。基本的にアイコンが同じバフ/デバフは共存できない。
クリスマスレダを例に取ろう。火属性ディーラーの攻撃力を割合で上昇させる、彼女の強力なスライドスキル。
数ある攻撃力増加系バフの中でも群を抜いて効果の高いこれも、内部的にはただの「攻撃力増加バフ」という扱いでしかない。ほかの効果量の低い攻撃力増加バフと「同じもの」と判断され、あっさり上書きされてしまう。
せっかくバッファーを編成しても、役割を食い合ってしまえば枠のムダである。枠が余ってるからといって、適当なバッファー/デバッファーを編成するのをおすすめしないと言ったのは、これが理由だ。
バッファー/デバッファー編成に組み込む際は、そのキャラの持つバフ/デバフがどういう役割で、他のキャラと共存可能なのかをしっかり吟味する必要がある。
巷で強いともてはやされてるキャラについても同様。やみくもに強キャラばかり詰め込むのはよくない。カラダに良いからといって、納豆だけ食べ続けても待つのは死の虚無である。
あまり神経質になってもいけない
バフの共存可否にばかり囚われすぎるのもよくない。
たとえば上で例に挙げたクリスマスレダの攻撃力増加バフ、これはシトリーの攻撃力増加バフと共存できない。
しかし、バフの付与対象が違う点に注目しよう。クリスマスレダのバフ付与対象は火属性限定で、シトリーのは光属性優先それ以外はランダムだ。レダバフがシトリーバフに上書きされる可能性というのは、そこまで高くないのだ。
上書きされるデメリットよりもバフ効果によるメリットの方が上回る場合は、多少の上書きリスクには目をつぶってよい。