9月3日より開催されたワールドボス「カークス」。本稿ではカークスの基本情報および攻略情報をまとめる。記事内に登場するバフ型、デバフ型、ハイブリッド型などの編成タイプについては、以下関連記事を参照。
カークス攻略:基本情報
カークスのステータスと使用スキル
- 無力化デバフ無効
(石化/沈黙/混乱/気絶/睡眠/強打) - デバフ回避率30%増加
- デバフ持続時間20%減少
- スキルゲージチャージ速度20%増加
- 推定防御力:3000
- 弱点防御ダウン値:40%
- 推定特殊属性補正:火属性以外からの追加・防御無視除くダメージを20%減少
- スキル①:防御力が最も高い敵を優先して、4体にダメージを与え、14秒間、強打&14秒間、火傷(&熱傷)
前兆セリフ:「私が怖い?」 - スキル②:デバフ中の敵を優先して5体に2連打し、デバフ爆発&28秒間、防御力-30%
前兆セリフ:「しぶといわね」 - ドライブ:前列の敵全体にダメージを与え、80%の確率で、バフ解除&デバフ中の場合、1000の追加ダメージ
防御力および特殊属性補正は、同属性のノーマルスキルダメージを基準とした場合の推定値である。数値の正確性は保証しない。
カークス攻略:攻略編成例
コアあんまり使いたくない編成
攻撃力序列は以下の通り。
スコア例
だいたい3000万前後をうろうろ。事故っても2500万は下らない。
スキル予約
- N運用:タナトス、ゴガ、テティス
- SSN運用:Nモナ
- SNNNN運用:ルパン、レオ
- SNSSS運用:カーカ
- S運用:上記以外全員
イグニッションで3連打、4連打ノーマルを手に入れたゴガとタナトスはN運用。カーカは気合3溜めを維持するため、適当なタイミングでNを挟んでいる。
編成解説
手元に「イグニッションした星3が数体」と「微妙なコア2個」しかなかった人向けの編成。
身もふたもないことを言ってしまえば、今回のワールドボスの肝は「イグニッション」だ。当然である。攻撃・機敏・クリティカルの増幅ヤクザにより天下が騒乱の時を迎えたことは、誰の目にも明らかだ。
とはいえ、イグニッションはそんな軽々しくできるものではない。相手が星5となれば尚更だ。でも私だって出してみたい、3000万というスコアを。ランカーの残り香をちょっとは嗅いでみたいのだ。
というわけで、冷蔵庫の残り物でできるイグニッション3000万編成がこちら。
まず、前提として、スコア向上を目的にイグニッションを行うならディーラーが最優先だ。増幅攻撃と増幅機敏の効果がバケモノすぎて、ほかの選択肢がかすんでいる。
次に、誰をイグニッションするか、だが、コアが潤沢にあるなら水マフデトかイブが丸い。単体6連打、という言葉の安定感・包容力は尋常ではない。Tinderのプロフに書けば通知がバグるだろう。
それがかなわない場合はタナトスやゴガが選択肢に上がる。タナトスはコアを2個使うだけで、ノーマルが通常4連打からノーマル4連打へと大化けする。ゴガもフルイグニッションでノーマル3連打を手に入れる上に、消費コアは「1」だ。
さすがにフルイグニッションの水マフデトやイブと比べるべくもないが、それでも10万ダメージ×4なんてのはザラだ。3000万へのパスポートとしては上等である。
ゴガタナトスぶん回し編成
テイワズのかわりに悲劇ルサルカを採用。魔鏡交換によりスク水ダビが4凸になっている。
スコア例
スコアは3500~3800万あたりをうろうろ。上振れて4000万。
スキル予約
- N運用:タナトス、ゴガ、テティス
- SSN運用:Nモナ
- SNSNN運用:ルパン、レオ
- SNNNN運用:悲劇ルサルカ
- SNSSS運用:カーカ
- S運用:上記以外全員
テイワズと入れ替えた悲劇ルサルカのスキル予約はSNNNNで運用。スライドで付与する加速は自身と火モナを一生加速してくれるし、デバフ無効は強打対策になる。
編成解説
ゴガタナトスの強みをさらに活かすべく、テイワズを外し悲劇ルサルカを入れた編成。
テイワズによる闇属性加速は強力だが、ノーマル連打型とルパン加速の噛み合わなさと、前列装備調整により闇ダビ加速なしでも安定させられたことで、悲劇ルサルカの方が有利と判断。
悲劇ルサルカのスキルゲージ追加により、殺人旋盤と化したゴガ、タナトスが見事4000万への道を切り開いてくれた。
イグニッションの威力にあいかわらず唖然とするばかりだが、そいつらに食らいつける無凸カーカにも、なんだお前、という気持ち。
3色ダビ編成
神楽のワーウルフを外し、かわりにレーサーダビを編成している。攻撃力序列を後列4位・5位に落としたナヴィとバートリーにシトリーバフを入れるため、ギルティネとマーキュリーを前列に押し出した。
スコア例
スコアは3700万~4000万あたりをうろうろ。上振れて4500万。
スキル予約
- N運用:タナトス、ゴガ、テティス、レーサーダビ
- SSN運用:Nモナ
- SNSNN運用:ルパン、レオ
- SNNNN運用:悲劇ルサルカ
- SNSSS運用:カーカ
- S運用:上記以外全員
レーサーダビはノーマル連打でひたすらデバフ回避率を下げ続けてもらう。
編成解説
環境が激変し、あちこちで人権の棚卸しが行われているワールドボス界隈に新たな問題提起がなされた。「神楽のワーウルフ不要論」である。
神楽のワーウルフ不必要説唱えたい(攻撃型が全部イグニッションしてるレベルでの話)
攻撃型2~3体で1億以上のダメージが出るので、神楽のワーウルフの効果が雀の涙だと思うのだが、どうでしょうか?※億プレイヤーにプラクティスして欲しいという願いhttps://t.co/j98mSS8Fyw
— FAKE? (@FAKEquestion) September 6, 2020
※ツイート掲載許可を得て引用しています。
神楽のワーウルフが付与する「スキル防御固定値減少デバフ」は、いわば追加ダメージを付加するような効果(スキル最終ダメージ増加系バフの影響は受けるが)を持っている。攻撃者の属性を選ばない、という強みはあるものの、数十万ダメージが飛び交う現在の戦場でたったの数千ダメージ追加は誤差の感が否めない。
そんなわけで、神楽ワーウルフのかわりにテイワズを入れてみたり、別のディーラーを入れてみたりしたが、しっくりこない。「神楽ワーウルフ実は意外と仕事してた説」が持ち上がりかけたその時、出会った答えがレーサーダビだった。
星4ながら、ノーマルスキルでのデバフ回避率減少が星5と見紛うほど強い。悲劇ルサルカと組み合わせれば、前回のワールドボス記事で触れた「レオを軸としたデバフ補助特化の編成パーツ」と全く同じ機能を生み出せるのだ。デバフ命中率アップカルタ「ショータイム」を装備できるのもありがたい。
半信半疑だったが、編成前と明らかにダメージの上振れ方が違う。床の高さはそのままで、天井高だけが伸びたような錯覚を得た。
こりゃもう、バベルリーダーじゃなくてもいけるんじゃないかと思ったが、試すと一気に平均が下がった。すいませんでした。
念のため言っておくと、神楽ワーウルフをレーサーダビに変えたら必ずスコアが向上するわけではない。あくまで私にとっては効果があった、という話だ。
カークス攻略:ボススキル対策
強打
気絶とスキルダメージ防御減少という、非常にやっかいな代物。今回のスコアブレーキ要素である。
闇ダビで命中率を下げる
キツいデバフには闇ダビちゃん、もはや定石となりつつある。闇ダビのデバフ命中率ダウン付与により、そもそも強打を当たりにくくするという対策だ。
使ってみるとわかるが、効果はてきめん。強打の被弾率がウソのように下がる。また、同時付与される失明が打撃対策にもなるのがうれしい。
テイワズを編成してルパンともども属性加速パーツに組み込むと、よりいっそう安定するのでおすすめだ。
デバフ回避・無効系バフでしのぐ
これも定番。デバフ無効を持つ嫁ポモナや、デバフ回避率アップを持つヘケトで強打の被弾率を下げようというもの。
効果もあるにはあるが、確実に強打が飛んでくるであろう対象にあらかじめ付与する必要があるため、防御力の調整がほぼ必須になる。さらにヘケトのデバフ回避率アップは木属性限定という制限もある。
闇ダビより考えることが多いくせに、闇ダビほど効果的ではない。
打撃対策
おそらく今回の死因ナンバーワン。
カークスのスキルセットは、ノーマルで防御力の高い対象を殴ってデバフを付与し、スライドでさらに追撃するという構造を持つ。そのため、前列に防御力の突出したキャラがいるとずっと殴られて死ぬ。
前列での死人を減らしたい場合は、防御力を多少調整する必要がある。
回復型を後列に下げる
回復型はもともと防御力が高い。何も考えずに防具を装備させていると、真っ先に狙われて落ちる。必然、パーティは壊滅する。
とはいえ、素の防御力が高すぎるため、装備調整で狙われないようにするのも難しい。今回はおとなしく後列に下げるのが一番手っ取り早い。
避雷針を何本か用意する
防御力を調整し、前列で殴られ役を5~6体ぐらい定めておく、という対策だ。「同じキャラが連続で殴られて死ぬのを防ぐ」のと「絶対に殴られたくないキャラを守る」というふたつの意味を持つ。
カークスはスライドで防御力減少デバフを付与するため、防御力に極端な差がない限り被弾キャラが少しずつズレる。防御力を高めに揃えたキャラを複数用意すれば、そいつらだけでダメージがローテーションするわけだ。
誰を差し出すかは編成や好みによる。私の場合、以下のキャラを生贄に捧げている。
番外:ジュノー
とある方のおそるべき嗅覚と慧眼により発見されたカークスのパーフェクトな攻略法、ジュノーの「感電デバフ」だ。対策できるのは「カークスの持つスキルすべて」である。
誇張でもなんでもなく、感電デバフはカークスの活動を完全に停止させるのだ。
感電デバフの被弾時のスキルゲージ削除が絶大な効果を発揮している、と、言いたいところだが、その理由で納得するほどピュアではない。まったく正体はわからないが、とにかくカークスを活動停止に追い込めるため、上述の防御力調整はおろかヒーラーすら不要になる。殴り放題だ。
やり方はジュノーを編成し感電デバフを付与するだけ、なのだが、感電で必ず活動停止になるとは限らない。なにか、ほかの条件が重なった時に発生するように思える。それが何なのかはわからないが。
とにかく、公式からは何のアナウンスもないので、少なくとも現時点では有効な攻略方法のひとつだ。限界までハイスコアを詰めたい方や、スコアミッションをどうしてもクリアしたい方は試してみると良い。また、試すなら早いうちだ。
すでに大勢の方が勘づいている通り、この脱法メガネは近いうち破門される。そして、そうであってくれとも思う。おもちゃを壊して遊ぶのと、壊れたおもちゃで遊び続けるのは意味がまったく異なるのだ。