1月30日より開催されたワールドボス「ヘケト」。本稿ではヘケトの基本情報および攻略情報をまとめる。
ヘケト攻略:基本情報
ヘケトのステータスと使用スキル
- 無力化デバフ無効(石化、沈黙、混乱、気絶、睡眠)
- デバフ持続時間20%減少
- スキルゲージチャージ速度20%増加
- 推定防御力:3000
- 弱点防御ダウン値:40%
- 推定特殊属性補正:等倍属性(火)以外からの追加・防御無視除くスキルダメージを20%減少
- スキル①:前列の4体にダメージ&ダメージ共振付与。自身に防御力重ね掛け10スタック付与
前兆セリフ:「おとなしくしててね~」 - スキル②:前列の5体にダメージ&デスヒール付与。自身に防御力重ね掛け13スタック付与
前兆セリフ:「私に惚れちゃった~?」 - ドライブ:前列全体にダメージ&自信に急成長付与
防御力および特殊属性補正は、同属性のノーマルスキルダメージを基準とした場合の推定値である。数値の正確性は保証しない。
ヘケト攻略編成例
ヘケト戦回復なしハイブリッド編成例
ナヴィとバートリーにシトリーのクールタイム加速バフを当てつつ、ガネーシャリーダーでディーラー勢をバフアップするハイブリッド編成。
ドライブオーダーは画像の通り「Sモナ→Nモナ→ガネーシャ」をループさせている。
バフ型・ハイブリッド型・デバフ型の3種それぞれの特徴と向き不向きについては、タマモ戦の記事を参照。
スコア例
3FTがキッチリ入れば1100万。終盤までに事故死が発生すると1000万を割ることも。
ヘケト戦回復なしハイブリッド編成解説
のべつまくなしバラまかれるデスヒールにより、回復することがそのままリスクになるヘケト戦。「殺すな」と「回復しすぎるな」の両立が求められる変なワールドボスだ。
バッファー・デバッファーの編成に大きな変化はなく、いつものメンツが並んでいる。火属性には攻撃態勢を持つガネーシャがいるので、ドライブ順も前回のジヴァ戦をそのまま流用した。今回、新たに考えたのは以下の二点。
そしてやったことは、マアトを外してアリアを入れた、これだけ。
デスヒールを多用するボスの特徴として、デスヒール以外の攻撃があんまり痛くない、というのがある。ヘケトもその例に漏れない。ダメージ共振を使い、とにかく薄く、広く損害を与えるタイプのボスだ。
前衛のHPと防御さえしっかり盛っていれば、放っておいても意外と死なない。だいたいHPが14000~15000程度あれば、ひとりでお外に遊びにいっておいで、って感じである。
マルスを入れて安定を図ってはいるが、完凸かつ温泉でふやけきったメンツであれば、それすらもいらなくなるかもしれない。
一応、1100万スコアを超えてはいるが、改善できそうな部分は多くある。この後、少しずつ練っていく。
ヘケト戦回復なしデバフ編成例
攻撃力トップ2をナヴィとバートリーにし、初手であらゆる加速をブチ当てることで、デバフのアップタイムを極限まで増加させる編成。リーダーはデバフ効果回避率減少を持つ転校生イブ。
スコア例
初手加速に成功すれば1300万超。失敗しても1000万~1100万。
ヘケト戦回復なしデバフ編成解説
どっちつかずだったハイブリッド編成を、完全にデバフ型へと寄せた今回。最大スコアが露骨に伸びた。
ナヴィ、バートリーへの初手加速が成功した時の期待感はやはりすさまじい。すくすくと育つスコアを見てると、慈母のような気持ちが芽生える。
作り方は簡単。ナヴィとバートリーの攻撃力を装備で限界まで盛り、それをビタイチ超えないようディーラーの攻撃力を調整。あとはコウガ&Nモナの加速がナヴィとバートリーに入るのを祈るだけ。
それ以外にもデバッファー、バッファーの攻撃力を死なないギリギリまで盛るとか、細かい調整はある。攻撃力に制限がかかるディーラー勢は、ギャップを少しでも埋めるため、クリティカルや機敏性の上がる装備を重点的に与えている。
また、転校生イブを編成するにあたり、フェイルノートを外した。凸が低いせいで、ディナシー諸刃を弱体上書きしちゃうのがどうしても気になった。スキルゲージ加速は惜しいが、なくても3FT行くことが確認できたので今回はお役御免。
最大スコアは1300万超。転校生イブのリーダーバフのおかげか、初手加速に失敗しても1100万スコアは超えてくれるので満足。
殴られ加速デバフ編成
攻撃力トップ2はナヴィとバートリー。ドライブオーダーは「Sモナ→Nモナ→ガネーシャ」をループ。
スコア例
最大上振れ1500万。ときおり1400万。普段は1100~1300万の間をうろうろ。
殴られ加速デバフ編成解説
巷で話題になっている「ヘケトの初弾、殴るやつ決まってる説」を丸ごと、一部の隙も無く参考にした編成。
ヘケトが最初にスキルで殴るメンツは決まっている。前列の右端と、左端から1番目、2番目、3番目の4体だ。
この法則と、被弾するとスキルチャージが加速するという仕様を組み合わせて「コウガとNモナを殴られる位置に配置し、ナヴィ&バートリーへのW加速率を上げる」というのが、殴られ加速デバフ編成である。
なぜヘケトがそんな挙動をするのか、については後述する。ともかく、この凄まじい大発見、デバフ型編成にとって追い風どころの騒ぎではない。最大ダメージは突き抜けているもののスコアが安定しない、というデバフ型編成の欠点を見事に補ってしまっている。
確定被弾利用以外にも、ガネーシャの凸が上がってたり、事故死しやすいイブや火モナを後列に下げたりと、改善点はある。しかし、そんなことで急にスコアが1500万を超えたりはしない。1500万、この数字の説得力たるや。
てっきり運営はデバフ型編成を潰したいのだと思っていたが、こんなボスを出すあたり、よくわからなくなってきた。どうしたいの。社長の娘が妨害型なの?
なぜ、最初に殴られるやつが決まっているのか。
それはヘケトの4体殴りの対象が「HPの残りが多い相手優先」だからである。そう結論付けた。
過去に、今回のヘケトと非常によく似た挙動をするスキルを検証したことがあった(HP残量参照バフ付与対象検証)。
HPの減少割合を参照して付与対象を決めるスキルは、全員のHPが満タンだった場合、システムであらかじめ定められた対象が選ばれるという性質を持っている。ヘケトの殴りも、似たようなメカニズムで攻撃対象を決めているのだと思われる。
ワールドボスの初手は当然、全員無傷なわけだから、いつも決まった相手が殴られるというわけだ。ヘケトの殴りが高HP参照かどうかは、スキルの二巡目を注視してるとよくわかる。最初に殴った相手を綺麗によけて攻撃している(ただし、初弾を回避してると二巡目でもう一度対象に選ばれる)。
確定被弾が崩れる例外として、スキル攻撃の前に通常攻撃を被弾する、というのがある。通常攻撃被弾でHP序列が変わってしまうからだ。とはいえ通常攻撃でも被弾加速は発生するので、たいした問題ではない。