6月14日より開催された第四回ワールドボス・トライアル。今回のボスは闇属性のメデューサ。
前回の魔王ダビ戦における小細工なしの殴り合いから一転、あの手この手で石化させてくる搦手のお化けが今回の相手だ。
触ってもダメ、触られてもダメと都条例の化身のような相手で、さぞストレスが溜まるだろうと思っていたが意外と平気であった。どうも私には、半裸美人に石化させられて嬲られたいという性癖があるらしい。BASTARD!!の3巻を読みすぎておいてよかった。
ボス情報:メデューサ
- デバフ効果回避アップ
- 時間デバフ無効
- 沈黙デバフ無効
- 弱点防御ダウン
- スキルチャージ加速
- ノーマル:4体に攻撃+自身に攻撃力重複付与
- スライド:自身に接触石化を付与
- ドライブ:前列にダメージ+石化付与
前提
前回のピックアップでシトリー、ニュービーモナ、デュランダル、ワーウルフが引けたので嬉々として編成している。ルナは今回見送った。カリプソは色々使い道がありそうだったのでいくらか引いたが、ルナについては、今回のワールドボスが終わっても変わらず彼女を好きでいられる自信がない。
編成思案
闇属性混成
前回掲載した予告記事で、まるで的中しない予想とともに立てた編成案をほぼそのまま流用した。
ダメージは220~240万程度。この編成の欠点はすぐに明らかになった。
まず前列に出したマアトが事故死する。マルスやダナをもってしてもドライブからの集中砲火を受ければひとたまりもない。光属性は前列に出してはいけないことをまず思い知った。
もう一つは生存力過多であること。前述のとおりマアトが事故死するのだが、それにもかかわらず一切パーティが崩れない。マルスとダナのバリアと、レダのヒールだけで死人が出ないのだ。よく見れば光属性以外へのドライブダメージも低い。メデューサ自体の攻撃力はさほど脅威ではないのだ。
生存力過多のくせに前列のマアトだけが死ぬ、という妙な矛盾を抱えた編成となってしまった。これでは到底高ダメージは望めない。
闇属性混成②
前列後列のメンツを光属性とそれ以外でしっかりと分け、なおかつダナとマルスをごっそり抜いた。生存力はかなり落ちたはずだが、これでも通常のメデューサ相手なら死人はほとんど出なかった。やはり光属性以外へのダメージは大したことがない。ダナとマルスが抜けた穴をジュピターとニルティで埋めてみた。バフ消しと混乱デバフで接触石化を少しでも防ごうという意図だ。
ダメージは240~270万。石化のせいでバラつきがひどいが、あまり伸びていない。
ニルティの混乱はたびたびデバフアイコンの表示が見えたので機能はしているようだ。攻撃力重複バフがディーラにつくと一打2万越えの気持ちいいダメージを出したりもするが、肝心のバフ消去については効果を発揮している様子がない。
サブディーラーとして編成したフレイも働いている気配がない。デュランダルとワーウルフの二体で介護をしているはずだが、ダメージはシトリーバフだけで動いている他の光属性ディーラーと同程度だ。これならばフレイとワーウルフの代わりに光属性ディーラーを詰めた方がよっぽど良い。
そしてもう一つ、致命的なことに、この編成では覇王メデューサ相手に全滅してしまう。そもそも5分間戦い切ることができないので、ダメージ半減どころの騒ぎではない。覇王メデューサの時だけダナを編成することで解決はするが、それはちょっと面倒だ。
編成私案
様々な思案の末に、辿り着いた編成がこれだ。
闇属性混成を諦め、デュランダルだけを残した。混乱は少し惜しいがニルティも外し、空いた枠にダナ、ティタニア、アリアを編成。攻撃力トップ2はマフデトと探偵少女。あとはデュランダルのバフがいい感じにバラけてくれるのを祈るだけという編成だ。
この編成でのダメージは250~290万。300万には惜しくも届かなかったが、覇王メデューサ相手にも安定してダメージを取れるようになったので今回はこれで良しとする。
編成の伸びしろ
ディーラーの育成
そもそもディーラー勢の育成がまるで間に合ってないのが最大のボトルネックになっている。加速対象の4凸マフデトと6凸探偵少女が大きくダメージを稼いでくれているのは良いが、アリア、クレオパトラ、ビクトリス、ティタニアは★5止まりのためダメージが伸びない。育成をサボってきたツケがわかりやすい形で出た。★5勢を★6にするだけで300万に届きそうだが、そんなリソースと元気はアングラ極で使い切った。
装備の充実度
装備、特にカルタ不足を感じた。ミッション報酬をコンプするぐらいにはアングラ極を周回したが、20体全員に適切なカルタが行き渡るまでには至らなかった。特にディーラー向けのカルタは★3であっても貴重だと痛感。余剰があってもエサにするのはしばらく控えよう。
ジュピターいらない説
説というかもう結論だ。初音ミクやパンテオンなど、他に有効なバッファーがいればそっちを入れた方がよっぽど良いのはわかっているが、他に目ぼしいキャラもいないのでとりあえず入れている。
メデューサ攻略
メデューサと戦う上での、私なりの攻略情報のようなものを共有する。
石化対策
ルナがいるならルナを編成しよう。ルナがいないのなら石化対策は不要だ。もっと正確に言うと不可能だ。石化への対策は現状ルナを編成する以外にはあり得ない。石化されるというのは、ルナを引けなかったことに対する罰なのだ。石化について考えるのはやめなさい。悲観することはありません。人は皆、ルナを引かずに産まれてくるのだから。
前列・後列
基本的に光属性は前列に出せない。ただし、ダナ以外は。ダナだけは光属性にも関わらずメデューサの攻撃に耐えることができる。
タンカー・ヒーラー
レダとマアトがいるなら基本的にそれだけで充分だ。覇王メデューサで死人が出るというのならバリアタンカーを追加で編成しよう。その際のバリアタンカーはダナがベストだ。光属性かつスライドスキルで殴りも発生するのでダメージソースにもなる。エポナとダナとではダメージ量が五倍違う。
デバッファー
防御ダウン系は全て有効。出血・中毒・呪いなどの持続ダメージ系も入る。失明・混乱・気絶も一応有効だ。特に混乱はバフ強奪もできるので、育ったニルティがいるなら編成候補に上がる。気絶も効くには効くが、混乱ほど命中率がよくない。気絶を狙ってキャミィを編成したり、コウガにドライブを使わせても、期待通りにはいかないかもしれない。
ディーラー
★5ディーラーのみならず、★4にもビクトリス・ティタニア・探偵少女と殴り特化のディーラーが揃っている。メデューサはデフォルトで弱点防御が低下しているので、光属性ディーラーを編成できるのならそちらを優先しよう。ワーウルフやディナシーがいるなら他属性混成も候補に上がるが、思ったよりダメージは伸びないことに留意すべきだ。特にシトリーがいる場合は、おとなしく光ディーラーで統一した方がダメージは伸びる。
加速対象
コウガやニュービーモナでの加速対象は、基本的にはその時一番育っている光属性ディーラーにしておけばよいが、ティタニアとアシュトレスはあまりオススメしない。この二体はスライドスキルのクールダウンが10秒と、他の光属性ディーラーに比べて2秒遅く、ゲージ加速系バフの恩恵を受けられる時間が短くなってしまうからだ。
※ティタニアとアシュトレスが他よりダントツで育っている場合はその限りでない。
ディーラーによってスライドとノーマルの使用比率が違ったりするのでそこも注意しよう。探偵少女はスライドの使用頻度が高いらしく、4凸マフデトとほとんど変わらないダメージを出す。
おわりに
変数が多い。
スライドとノーマルの使用比率、クリティカルの頻度、バフの適用対象、速度倍率、端末スペックとただでさえダメージのブレる要素の多いワールドボスで、さらに石化というランダム要素が加わってしまった。編成をいじくっても改善しているのか実感できないのはとても残念。
それでも前回の魔王ダビよりダメージが上がっているのはシトリー、ニュービーモナ、デュランダルのお陰だろう。今回で確信したが、ワールドボスにおいて鍵を握っているのはディーラーでもデバッファーでもなくバッファーだ。強バッファーをどれだけ持っているかがダメージへ直結する。極端なことを言ってしまえばディーラーは★4で充分だし、何だったら★3でも場合によっては機能する。
特に、最近実装された★3を見るに、じわじわとインフレの波が低レアたちにも押し寄せてきている。このままだと、時代に取り残された★5よりも新規実装の★3の方が強いという事態が起こりかねない。カルタが遺影というのが本当に冗談ではなくなる。そろそろ第二回目の弱キャラスキル調整を期待したい。正直、あらゆるイベントの中でそれが一番疲れないし損しないし、盛り上がる気がする。