3月29日より開催されたワールドボス・トライアル”騎士ダフニス”。攻撃型・防御型への追加ダメージ・気絶持ちと、事前情報が全て物騒というこのハンマーレオタード。本稿ではボスの基本情報および攻略情報をまとめる。
騎士ダフニス基本情報
- 時間系デバフ無効
- 沈黙デバフ無効(気絶・混乱は有効)
- スキルチャージ速度20%増加
- スキルダメージ20%増加(lv10のみ)
- 推定防御力:3000(lv1~lv10までおそらく同値)
- 弱点防御ダウン値:40%(lv1~lv10までおそらく同値)
- 推定特殊属性補正:光&闇属性の追加・防御無視除くスキルダメージを20%減少
- スキル①:4体にダメージ。自身に重ね掛け型攻撃力バフ付与(15スタック※1)&クールタイム減少バフ付与。
- スキル②:5体に2連打ずつダメージ&気絶付与。自身に重ね掛け型攻撃力バフ付与(12スタック)
- ドライブ:前列全体にダメージ
防御力および特殊属性補正は、同属性のノーマルスキルダメージを基準とした場合の推定値である。そのため、数値の正確性は保証しない。
※1 ダフニスが自身に付与する攻撃力バフは1スタックあたり攻撃力を150上昇させる(たぶん)。スキルダメージを与えることで1スタックずつ解除できるが、バフ解除スキルを使用すれば一発で全部消せる。ただでさえ攻撃力が高く、手数の多いボスなので、前列の防御力に不安がある場合はデメテル・ニルティなどを動員して積極的に消すと安定する。
ちなみにこのバフ、ニルティの混乱付与で奪い取ることができる。どうやらかなり長めのターン持続バフのようで、奪ったバフが被弾しない後列に付与されると3分ぐらい消えない。
対 騎士ダフニス編成私案①(ガネーシャなし)
ディーラー
自動強くなって殴る機、花魁バートリー。 イカれた自己バフとキマったスライド火力で今回文句なしの主砲。 他の自己バフ持ちと同様、オートAIでは適度にノーマルスキルを使用する傾向にあるが、気合バフは諸刃応援その他もろもろとガッチリ共存してくれるため心おきなく加速対象にできる。 いちディーラーでありながら、いるといないでかなりスコアに差が出そうなモンスター。 | |
まだまだ突っ張る初期実装キャラ、メブ。 後続のディーラーに最強の座は譲っても単体相手への4連打とスライド多用AIはやはりシンプルに強い。完凸しているということもあり、花魁バートリーと並んで今回の攻撃力トップ2。心ゆくまで殴り倒してくれる。 | |
ワールドボストップディーラーの座を花魁バートリーにアッサリ奪われた悲しきゴリラ、アリル。 ワールドボス限定追加ダメージ付きノーマルスキルに加え、ワールドボス筋のやたら発達したスライドスキルは、無凸でもじゅうぶん仕事をしてくれるだろうと見込んで採用。 | |
ブースト枠ふたつめ、ネイト。 当初は編成する予定がなかったネイトだが、ブーストチャイルドに抜擢されたため編成。★4とはいえ3連打の安定感はさすが。たまに使うノーマルも、出血がモーガンと良相性なので目をつぶれる。 | |
加速が乗れば本領発揮。おみくじディーラー、モーガン。 自己バフ持ちの御多分にもれず、まずノーマルスキルでクリティカルバフをつけてからでないとスライドを使ってくれない上に、そのクリティカルバフの持続が12秒と非常に短い。そのせいで、スライドまでに自己バフが消滅→またノーマルスキルを使う、を延々と繰り返す困ったちゃん。 諸刃バフがうまくバラけて、モーガンにも加速が乗れば途端に仕事を始めるのだがそうでないとノーマルを使い続ける置物と化す。でもポテンシャルは抜群にあるので編成から外すのもためらわれる。 パーティメブを持っていない私はただただ偶然に祈ることしかできない。 | |
火属性★4最優ディーラー、ユーナ。 ★4出身者でありながら追加ダメージ付き3回攻撃のスライドスキルと高いスライド率により、★5にも匹敵する火力を叩き出すストロングパンチャー。 加速介護がなくとも安定してスコアに貢献する手間のかからなさも魅力だ。 |
タンカー/ヒーラー
説明不要の大黒柱、マアト。 ワールドボスに参加する20名全員をほぼ途切れることなく回復し続けることができます、ほかになにかご不明点はございますかって感じの最強ヒーラー。 ワールドボスはまずマアトを編成するところから始まる。そういうルールだ。ビンゴシートの真ん中の穴だ。 | |
不落の長城、マルス。 といってもさすがに今回は不利属性&攻撃型ボスということで後列でのバリア付与マシンとして働いてもらっている。 マアト単騎でパーティを支えられれば良かったのだが、レベル1から前列に死人が出たためやむなく動員。 |
デバッファー
デスチャ界のエリオ・グレイシー、バートリー。 ブチ壊れキャラの輩出に定評のあるバートリー一族の家長。全キャラ最大効果量の防御力デバフと防御減少効果のある踊る刃の二刀流で、敵の鎧をなますに切り刻み、ハイスコアへの道を打開する。 いるといないでスコアに大きな差が生まれる最強デバッファー。 | |
その役割未だに唯一無二、サンビーチモナ。 スキル防御減少効果を持つ火傷デバフとドライブで付与する踊る刃が持ち味のでバッファー。 火傷のスキル防御減少効果は神楽のワーウルフと共存可能だし、踊る刃もバートリーのものと共存可能だ。特に踊る刃が重なった時の防御力減少効果たるや、40%と凄まじい。 スキルセットが良くないトガり方をしているワールドボス配布キャラの中で、唯一まともなスキルと役割を持たせてもらったのは流石モナの系譜と言ったところ。 | |
新春実装キャラの地味にヤバい方、神楽のワーウルフ。 ワールドボスには、有利属性だからこそ輝くキャラと属性問わず輝くキャラがいるが、彼女は無論後者である。 神楽ワーウルフだけが持つユニークデバフ"スキル防御の固定値減少"、その効果を分かりやすく言えば、持続時間が短い代わりに超強力な中毒デバフだ。 無論中毒とは共存するため、所持しているなら入れない理由がない。ドライブで付与するデバフも強力なため、ドライブ要員としても活躍が可能。 | |
毎度おなじみ弱点防御デバッファー、ミダス。 ワールドボスに欠かすことのできないデバフパーツ、そのひとつとして確固たる地位を築くこの男。もちろんスタメン起用だ。 後述するが、今回はさらにブラウニーを起用することで弱点防御デバフのアップタイム増加を狙っている。 | |
サブディーラー兼バフ消し兼リーダーバフ、浄火のデメテル。 色んなものを兼任しすぎて目当てがよくわからなくなっているが、今回デメテルを起用するに至った最大の理由はそのリーダーバフである。 木属性の敵の防御力を15%減少、配布キャラにあるまじき破格の効果量を私は見逃さない。 デメテルのリーダーバフと加速バートリーによる防御追いはぎがこの編成のコンセプトだ。 | |
毎度おなじみ中毒デバッファー、タナトス。 攻撃型だが火力面にはいっさい期待していないので、デバッファー枠として紹介。 イブではなくタナトスを起用したのは、彼の方が攻撃力ステータスがやや低いから。といっても火属性には諸刃があるので、他属性がバフを奪ってしまうなんてことはまず起こらないのだが念のため。 |
バッファー
おなじみパーティの前輪と後輪。この二人がいなければ前にも後ろにも進めない。 共存可能な二種の加速バフと応援バフが強いのは言わずもがな、ブラウニーでNモナを加速させるというひと手間を加えている。 諸刃で攻撃力序列が絶えず変化するため、Nモナのスライド頻度が少しでも増加すれば複数対象に応援バフが入る可能性が高まる。今回のおみくじポイントである。 | |
ワールドボス特化バッファーとして生を受けてからこっち、ずっと強いままなのだからシトリーは凄い。 本来の火力バッファーとしての役割はもちろん、後述の加速バートリーにも一役買ってもらっている。 | |
なくてはならぬクリティカルバッファー、パンテオン。 スライド率がいささか低いとはいえ、いざバフが入ったときのたわけたダメージを見てしまっては外すわけにはいかないフリーター。 ガネーシャとかいうスマイル守銭奴の登場でやや雲行きが怪しくなってきたがまだまだ現役。 | |
えっこいつ防御型なの? ディナシー。 防御型としてデザインされたはずが、諸刃バフのインパクトが強すぎて壁としての役割を期待されることはまずない彼女。ここでもバッファーとして紹介する。 ディナシーの付与する諸刃は火属性全体が対象となる。攻撃型のみならず、火属性でさえあればのべつまくなし諸刃が飛んでゆく。それゆえ、攻撃型以外の被属性がバフを奪ってしまわぬよう攻撃力調整による諸刃のコントロールが必要になるわけだ。 少し手間がかかるものの諸刃の威力たるや絶大。火属性ワールドボスには欠かせない存在である。 | |
木属性限定加速のアクセント、ブラウニー。 手持ちのポテンシャルをさらに引き出すため頭をひねった結果生まれたワールドボス・ハック、それがブラウニーによる木属性加速だ。 ワールドボス編成は多種多様な属性の混合軍だが、その中でも木属性には突出して重要なキャラが並ぶ。Nモナ、バートリー、ミダス、いずれも加速の恩恵は充分。とくにバートリーの防御デバフと踊る刃は、アップタイムがそのままスコアに直結する超重要デバフだ。 この三体を加速させるメリットが、編成一枠を潰すデメリットを上回ると判断して今回はブラウニーを起用。 |
対 騎士ダフニス:ドライブ順
ドライブ順解説
対 騎士ダフニス:攻撃力序列調整と諸刃コントロール
諸刃コントロールなどと大層な呼称をつけているがなんてことはない、諸刃がバラけてもちゃんと攻撃型にバフが入り続けるように攻撃力を調整しましょうね、という話だ。今回は火属性キャラの攻撃力を以下のように調整した。
調整目的はひとつ。攻撃型以外に諸刃とシトリーバフが同時付与されても、攻撃型の諸刃込み攻撃力を超えないようにすること。
諸刃の付与対象は5体で攻撃型以外の被属性は3体なので、少なくとも攻撃型2体に諸刃が付与される。素の攻撃力ステータスが攻撃型を上回ってない限り、諸刃だけで攻撃型がバフを奪われるということはあり得ない。
攻撃型がバフを奪われるとしたら、攻撃型以外のキャラに諸刃とシトリーの攻撃力上昇バフが同時付与され、なおかつその合計攻撃力が攻撃型の諸刃込み攻撃力を上回ってしまう、という状況だけである。なので、そうならないようにした。
といっても上述したような状況はまず起こらない。諸刃によるバフ泥棒を防ぎたいだけなら、編成する攻撃型以外の火属性キャラを3体未満にすればよろしい。
対 騎士ダフニス:加速バートリー
スコア向上のためのもうひとハック、加速バートリーである。読んで字のごとく、バートリーにスライドクールタイム減少バフとスキルゲージチャージ加速バフを乗せる、というもの。
なぜバートリーを加速させるのか
目的はひとつ、バートリーの踊る刃と防御力デバフのアップタイムを増加させるためである。
これはもう意識のあるうちは定期的に言ってこうと思っているが、バートリーの踊る刃&防御力デバフは本当にイカれているのだ。
今回のダフニスの推定防御力は3000。この防御力の相手に完凸バートリーのデバフが全て命中すればそれだけで防御力は905まで落ちる。そこへさらにデメテルのリーダーバフを加えれば(変な補正が入ってなければ)防御力は455まで減少する。
防御力3000が455まで減少するというのが何を意味するか。あらゆるスキルダメージがほぼ倍になるのだ。
このふたつのデバフ(あるいは片方でも)が有効になる時間が、1秒でも伸びるならそれはスコア向上に直結する。試さない理由はない。
加速バートリーのレシピ
バートリーはたびたびノーマルスキルを撃ってもったいぶるという悪癖を持っているため、スライドクールタイム減少だけでなくスキルチャージ加速も付与してやる必要がある。幸い、手持ちに木属性限定加速バフを持つブラウニーがいた。無凸だが、一応要件のひとつはこれで満たせるだろう。
スライドクールタイム減少についてはシトリーのバフを拝借する以外に方法がない。つまり、バートリーを後列において、なおかつ攻撃力がトップ5以内に入っていればよい。ということで後列攻撃型とバートリーの攻撃力を以下のように調整した。
バフのない状態でバートリーの攻撃力序列を3位にした。これで、前列含め8体いる火属性にバラまかれる諸刃がモーガン・ユーナ・アリル・ネイトに偏らない限り、ほぼ確実に後列トップ5の攻撃力序列を維持することができる。
対 騎士ダフニス:スコア例
タイトルでフカしといてこんなことを言うのはアレだが、このスコアは相当うまくいったときのものだ。ここまで上振れることは稀である。だいたいは750~800万あたりをうろつく。気絶の虫の居所が悪いと700万を割ることもある。
ダメージ内訳
伸びしろ
マアトとマルスを入れないとパーティを支えられないというのがまず痛い。本当ならマルスを抜いてディーラーをもう一人追加したい。
あとは、加速バートリーというのが持たざる者の生活の知恵的側面の強いハックなので、どうあがいてもいつか構造的限界にブチ当たるという欠点がある。たまたま攻撃力への犠牲が少ない状態で実現できたからいいが、後列ディーラーの攻撃力がバートリーによって制限される、なんてのは本来やってられるかレベルの愚策だ。誰にでも薦められるようなものではない。
ガネーシャをリーダー運用してあとは強ディーラーを後列に固める、というのが今回のストロングスタイルだろう。ということで、この編成の最大の伸びしろは”ガネーシャを入れる”になる。
対 騎士ダフニス:編成私案②(ガネーシャあり)
こちらはガネーシャを使用しての編成。パンテオンoutのガネーシャin。ガネーシャスライドで前列の防御力を上昇させられるので、マルスよりはレダでヒール効率を高める方が良いと判断して入れ替え。あとマアトに気絶が入ると一気に事故るので後列に下げている。
デメテルとガネーシャ、どちらのリーダーバフがより良いか
結論から言うとどっこいどっこいだ。
デメテルのリーダーバフはバートリーの防御デバフに下駄を履かせるためのものなので、真価を発揮できるかどうかがバートリーのデバフ命中率に左右される。一方でガネーシャはクリティカル率とクリティカルバフを確実に上昇させられるものの、フィーバーダメージに貢献できないという欠点もある。
私の環境ではガネーシャの方が平均スコアが高くなったが、これはガネーシャの凸が低いせいだろうと思っている。手持ちが充実していて、なおかつガネーシャも完凸しているようなプレイヤーの場合、防御力を限界まで下げた方がハイスコアを狙えるのではと思うが、試せないので断言はしない。
ドライブ順
ドライブ順解説
スコア例
低レベル帯ならガネーシャ無凸でもあっさり900万の壁を突破する。完凸ならどうなるのか、想像するだに恐ろしい。さすがに高レベル帯になるとスコアは下がるものの、防御力アップバフのおかげで前線に死人が出るということはほぼない。
ダメージ内訳
パンテオン編成と比べ、火属性ディーラー全体が大きく底上げされているのがわかる。
対 騎士ダフニス:編成私案③(ガネーシャあり1000万スコア)
編成私案②をベースにマイナーアップデートを加えたもの。メンバーの変更点はレダを外してネプチューンを入れたという点のみ。あと黄泉の花やらピックアップガチャやらで、花魁バートリー・神楽ワーウルフ・シトリーの限界突破が進んでいる。
ネプチューンを編成した理由
回復効率が落ちることは承知の上で、それでもネプチューンを入れたのは前衛に固まるバッファー&デバッファーを加速させるためだ。
パーティメブの不在と火属性ディーラー層の薄さ、というのが私の編成の明確な欠点なのだが、これは今さらどうしようもない。たとえ花魁バートリーが5凸から6凸になったところで何かが劇的に変わることもない。
となるとできることはひとつ、バッファー&デバッファー加速によるダメージ効率の向上しかない。前衛が優先的に被弾するワールドボスの仕様上、ネプチューンの加速バフはほぼ必ず前衛の誰かに飛んでいく。その対象がだれであれ、何らかのバフorデバフのアップタイムが1秒でも伸びるのなら願ったりだ。
目論み通りスコアアベレージは50万程度伸びたものの、高レベル帯での事故率は跳ね上がってしまった。でもスコアの伸びが気持ちいいので良しとする。
ドライブ順
Nモナのドライブ順を変更。応援おみくじで大吉を引くとして、それが早い段階であればあるほどスコアが伸びると判断したため。
スコア例
念願の1000万超えを果たし、今回のワルボイキりパスポートを手に入れることができた。思いつく限りのことを詰めれるだけ詰めた結果のスコアなので感動もひとしお。ただしこれはあらゆるおみくじで大吉を引き続けた場合の一例で、普段は800~900万をうろうろする。
ダメージ内訳
初手応援おみくじでモーガンとネイトが大吉を引いてくれたおかげで、爆発的にスコアが伸びた。