デスティニーチャイルド公式ブログにて、なんと次回のイベントもRAGNA BREAKであることが明らかになった。しかも時期はクリスマス、恋人たちが愛を語らう聖なる夜に、そうはさせじと二連続。少子高齢化に真っ向から喧嘩を売る次回のRAGNA BREAK、万全の態勢で迎え撃てるようできる限りの予習をしておこう。
※本稿は韓国版情報を基にした予想記事。日本版のニコル攻略記事は以下を参照。
対ニコル:ボス戦サマリー(韓国版)
最も戦闘する回数が多くなるであろうLv40ニコルの情報のみを掲載する。
Lv40 ニコル(木属性/攻撃型)
ニコル戦で最も重要となるのはノーマルスキルで付与する“出血”および、スライド&ドライブで付与する“時限爆弾”の対処だ。
いずれもダメージが強烈なばかりではなく、デバフダメージ扱いなので防御力上昇によって軽減させることができない。スライドからドライブのコンボで時限爆弾がふたつくっついた日には合計9000ダメージ、半端なディーラーなら一瞬で吹き飛びかねない。出血デバフも放っておけばトータル12000のダメージだ。さらにドライブ後に付与する諸刃バフの重複により、攻撃そのものも終盤になるにつれ苛烈さを増す。ニコルは超攻撃型のレイドボスなのだ。
幸い、出血も時限爆弾も持続ダメージデバフ扱いなので、持続ダメージデバフを解除できるキャラなら対処が可能だ。矢継ぎ早に飛んでくる出血と時限爆弾をどれだけかわせるかがニコル戦の要諦となる。
対ニコル考(日本版)
クリスマスといえば思い出されるのはRAGNA BREAKシーズン0。デスチャの暗黒史、RAGNA BREAKの紀元前ことクランプス戦だ。
リリース間もなく育成もままならない状態で、勝手のわからないイベントに放り込まれ、しかもやたらと固いボスと延々殴り合いさせられたのが昨日のことのようだ。あれからゲームはずいぶんと改善し、RAGNA BREAKもストレスなくプレイできるものになったとはいえ、アリア戦で疲弊しきったところに追い打ちとはね。やはりクリスマスには魔物が棲んでいる。
前置きはともかく、日本版でおそらくやってくるであろうニコル戦がどのようなものになるか予想を立ててみよう。
日本版のニコルは何をしてくるか
ニコルの能力を大雑把に分けると出血、時限爆弾、諸刃の三つである。
このうち、時限爆弾と諸刃の剣バフは日本版でも使用してくる可能性が高い。なぜなら、一年前のこの時期に開催されたレイドでもクランプスが同様のスキルを持っていたからだ。もはやデスチャにおいて、爆弾と諸刃はクリスマスの風物詩となりつつある。今年もクラッカー代わりにぶちかまして我々のトラウマを逆なでしてくれることだろう。
さて残りは出血だが、これを使用してくるかどうかで難易度が大きく変わる。レイドボスに共通の行動ルーチンとして、スライドスキルを一度使った後ノーマルスキルを連打するというものがある。正確には以下のようになる。
- スライド
- ノーマル×3
- スライド
- ノーマル×2
- ①に戻る
見ての通り、ノーマルスキルを使用する頻度がかなり高い。ノーマルスキル連打のルーチンに入ると、だいたい10秒ごとにノーマルが飛んでくる。韓国版のような超ダメージ出血をその頻度で付与されるとかなり凌ぐのが厳しい。雪ミク、アネモネ、Nモナあたりを持っていれば良いが、そうでない初心者は血の海に沈む。
ということで、出血はオミットされるか、ダメージをだいぶ抑えたものになるかのどちらかだと予想する。
攻略編成例
ニコルの防御力および弱点防御ダウン値がハイライトアリアやリタと変わらない、という前提に立って考察したもの。
出血&時限爆弾の対策編成(オート戦闘想定)
またかという感じだが持続ダメージデバフを使ってくる相手に対してNモナのノーマルが非常に刺さる。そもそもNモナが刺さらないコンテンツがあるのかという感じだが。
ただ、出血と時限爆弾の全てをNモナひとりでまかなうのは厳しいだろうから、もう一人持続ダメージデバフをケアできる要員を編成した。上の例ではエラトを採用したが、エラトでなくともアネモネ・雪ミク・パラス・バストなど、浄化もしくは持続ダメージ解除スキルを持っていればだれでもよい。
シュリンクスも時限爆弾対策として機能する。時限爆弾が発動するときに忍耐が残っていればダメージを無効化してくれる。デバフ解除に比べるとちょっと博打ではあるが、おじいちゃんたちは昔これでクランプスの時限爆弾と戦ったのよ。
ダメージバッファーにはディナシーを推しているがもちろんネプチューンでもよい。ただし、ネプチューンに出血と時限爆弾対策を期待するのはよそう。生命連結の回復はデバフダメージでは発動しないし、軽減もされない。出血と時限爆弾の前に生命連結は無力と思われる。
ディーラーはメブやヘスティア、ユーナあたりがお手軽なところだろう。高凸アリルがいればそれでもよい。火属性ディーラーにはこれといってレイドに特化したキャラがいないので、今回のRAGNA BREAKでサターンみたいなのが追加されそうではある。
ダメージ重視編成①(手動想定)
対ニコル戦でダメージを追い求めた場合の編成。リーダーはアリル。
アリルを中心としてスライドスキルダメージを極限まで最大化することをコンセプトにしたものだ。ノーマルスキルに追加ダメージのないアリルは、単体性能で見た時どうしてもフィーバーダメージがメブより劣る。なので、メブより圧倒的に勝るスライドスキルを軸にしたい。
Nモナ、パンテオン、バートリー、このあたりはバフデバフの効果量が高く、カテゴリ被りもないためスライドスキルメインで戦う場合はまず編成に入ってくる。残る一枠、回復とダメージブーストの両立を図らねばならぬと考えた時、アネモネが候補に上がった。
浄化による出血の回復転化と即時回復でパーティ全体を支えつつ、時限爆弾は辛抱で凌ごうという魂胆だ。浄化は言わずもがな、辛抱もデバフ数に応じて回数が増加するため時限爆弾には効果てきめん。自身がニコルに対し不利属性である、ということ以外、アネモネはだいぶ刺さる性能をしている。
浄化が入らずともバックアッププランとしてNモナのノーマルスキルがある。ドライブが痛いようであればバートリーをリーダーにしてもよい。自分が実現できないのを棚に上げて無責任なことを言わせてもらうと、なんとかなるはずだ。
ダメージ重視編成②(手動想定)
こちらはややフィーバーダメージに寄せた編成。リーダーは誰でもよい。
出血や時限爆弾への決定的な対策がないので、防御面をダメージ重視編成①より厚めにした形。木リザのスライドは何の用もなさないので、基本的にはノーマルで回復補助をしつつフィーバー手前でだけドライブを撃つという感じになる。
ディーラーはアリルでも良かったかもしれないが、木リザドライブのノーマルスキルダメージ増加バフがちょっと無駄になってかわいそうだからメブ。
装備や限界突破数が整っていれば充分ワンパンしうる戦力を有しているとは思うが、良くも悪くも博打要素がバートリーのデバフぐらいしかないので、撃破タイムの理論値は編成①に劣ると思われる。
おわりに
血も涙もないイベント進行である。
韓国版ではアリアのアイドルレイドがもう少し早く開催されていたので、その後のクリスマスまで一息つく暇もあった。日本版ではあまりに過密すぎるのでさすがにないだろうと思っていたところに、これだ。プレイヤー、特にスレイヤーランクを走ってるトップ勢が体調が案じられる。
ともかくやってくるものはやってくるため、今回も色々と予想を立ててみた。ダメージ重視系の編成もあわせて掲載してみたが、こちらはレイドイベントに合わせて実装されるキャラによってガラッと変化する。なぜなら、今の火属性にはダメージを出すための決定的パーツ、弱点スキルダメージ増加系バフが欠けているからだ。
もしも、弱点スキルダメージ増加バフを持っていて、なおかつデバフに対し何らかの対策を取れるキャラが実装されたなら、まず木リザの居場所はなくなる。場合によってはパンテオンの立場も怪しい。ネプチューンは諸刃&加速&回復という役割を持っているためおそらく生き残るだろう。
すでに韓国版でそれっぽいキャラは存在するし、運営がこの穴を見逃すはずもない。きっと弱点スキルダメージ増加系バフを持ったキャラが実装される。この年の瀬に、我々は何度胆力を試されるのだろうか。