デスティニーチャイルド公式ブログにて転生館の実装日時が発表された。実装予定日は12月20日。
先般行われた一周年記念生放送で実装が予告されたものの日時は明らかにされず、少なくとも2019年内、早くとも温泉実装後になるかと思っていたところにこれは嬉しいクリスマスサプライズ。しかも同日開催のイベント(おそらくRAGNA BREAKのことと思われる)の報酬として、転生館利用に必要な黄泉の花も獲得可能とのこと。
なんといたれりつくせりなことか。ついでにプラチナ宝箱からも獲得可能にしてくれたなら運営に触手ファックされるのもやぶさかでないが、さすがにそれは高望みが過ぎるか。しかし少なくとも1体は限界突破ができることがほぼ確定している。当日慌てないよう、今のうちに限界突破優先度をまとめておこう。
転生館に備えて:ロール別限界突破優先度
はじめに言っておくと、本稿における”限界突破優先度”というのはあくまで筆者の主観によるものであって、これについて正しさを主張したり、強制したりする意図はない。「この人はそういう風に考えてるんだ」程度に思ってほしい。
ちなみに私はレイドやワールドボスの、特にオート戦闘での効率を重視しており、手動でのハイスコア狙いやデビルランブルについてはそれほどウェイトを置いていない。そういったプレイ嗜好の人間が書いていることを念頭に置いていただけるとさらに有難い。
ロール別限界突破優先度概括
ロール全体の限界突破優先度をざっくりまとめると以下のようになる。
ディーラー≧バッファー>デバッファー>ヒーラー≧タンカー
ディーラーはデビルランブルを除くあらゆるコンテンツで必ず編成される上に、限界突破数が強さに直結するため最優先とした。バッファーもディーラーと同様に、あるいはそれ以上にレイドやワールドボスで重要なポジションを占めるが、限界突破によって効果の変動しないバフ(覚醒・応援)があったりするので、優先度はディーラー以下としている。
デバッファーは、ロールの中でも向き不向きがハッキリしている(一部例外もいるが)ので、全体としてみるとディーラーやバッファーより優先度は落ちる。ヒーラー及びタンカーについては「限界突破さえしていれば」というようなケースがほぼないため優先度は最も低い。
しかしこのロール別優先度の枠を飛び越えるキャラもいくらか存在する。続いて、キャラ別にもっと細かく限界突破優先度を考察していこう。
転生館に備えて:非恒常キャラ別限界突破優先度考察
恒常キャラは★5確定チケットやレイド報酬などでなんだかんだ勝手に限界突破が進むので、ここでは非恒常キャラに的を絞って限界突破優先度考察を行う。非恒常キャラの定義は、ゲーム内チャイルド図鑑でモアよりも後に実装された★5キャラ全てとする。
キャラ別限界突破優先度一覧(12月28日時点)
これはあくまで限界突破の優先度を示したもので、キャラの強弱をあらわす、いわゆるTier Listのようなものではない。
それぞれのキャラがなぜこの位置に収まっているのかを以下で解説する。
限界突破優先度考察:ディーラー
優先度高
クレオパトラとサターンはディーラーの中で使用頻度が最も高いであろう二名だ。クレオパトラに関してはレイドはもちろんワールドボス、アングラ極、果てはデビルランブルまで遺憾なくその暴力を発揮できることが既に証明されている。ディーラーにあるまじき汎用性だ。
さてサターンだが、クレオパトラ程とはいかないまでも充分に暴力の素養はある。ワールドボスでメインディーラーとして働くのはもちろん、リーダーとして運用しても良い。追加ダメージと防御無視ダメージを余すところなく満載したスキルセットはアングラ極の適性も抜群だ。少なくとも三つのコンテンツで使える見込みがあるとなれば転生館でどうぞごゆっくり、である。
アリルはスキルセットだけ見ればサターンにも劣らぬ強烈さではあるが、リーダーバフとドライブバフの差で少し優先度を下げた。来るクリスマスレイドでどの程度活躍できるかによっては優先度を再考せねばなるまい。
光フレイは、限界突破したいというより、限界突破しないと本領を発揮できないというのが本音である。装備倍率増加型スキルは強力だが、闇フレイと同様に、無凸~低凸ではインパクトに欠ける。特にクレオパトラのいるこの属性では。
彼は全属性見渡してもトップクラスの強さを誇ると私は確信している。なのに、どうして、よりにもよって絶対王政の敷かれた光属性に来てしまったのか。
優先度中
この辺は主に自属性のワールドボスでどのぐらいスコアに貢献できるかどうかで格付けを行っている。コラボキャラは今後の再販が絶望的ということもあって少し評価に下駄を履かせた。
ということでワールドボスでのスコア貢献度がトップクラスであろう四名。カリプソはアングラ極でも大活躍できるので評価を一段上げようかと思ったが、まだ属性が一周しきってないアングラ極で、次に火属性が巡ってくる頃にはいつになるやらと思ったのでやめた。
ダメージディール性能は申し分ないもののワールドボス以外でのワントップ起用にはやや物足りない四人。
ヒルドはアングラ極特化のはずがファラオの威光で存在ごと白飛びしてしまったし、マーズはデビルランブル向けの良性能だが純粋なダメージディールはケプリと大差ない。そのケプリはノーマル四連打スキルセットが強烈ではあるものの、限界突破による追加ダメージと防御無視ダメージの伸びしろが小さいのが難点。
水属性には貴重な、中毒上書きのないピュアディーラーのかすみはこの中でちょっとだけ優先度が高い。自前で中毒付与できないのが難点。
ワールドボス以外はクランプスでいいや、という雑な判断によりこの位置に収まった木コウガ、オハド。ワールドボス用と考えても、木属性の恒常ディーラーはそこそこ粒ぞろいなので、限界突破を急がなくてもいいかなという印象。
デビルバスターリザはかすみに並ぶ水属性ピュアディーラーではあるものの、スライドスキルで自身に付与するオーバーロードの効果が限界突破で変わらない(付与確率だけ上昇する)ためこの位置。
三回攻撃&防御無視ダメージのアシュトレスはワールドボスディーラーとして非常に優秀だが、いかんせん追加ダメージ発生条件がかなり厳しいので少し優先度を下げた。
優先度低
モーガンのスペックそのものに文句はないが、加速しないと延々ノーマルを使い続けるという限界突破ではどうにもならないはしゃぎ方をするのでここ。自請妃のノーマルバフがワールドボスでほぼ無意味なうえ、スライドも追加ダメージのみとちょっと将来性に欠けるため優先度低め。
この辺はおそらく転生館に住むことはないだろうという意味では似たりよったり。キャラが揃わないうちはワールドボスに起用することもあるだろうが、いずれは編成から外されてしまうだろう。
優先度下位でも闇マアトは少し事情が異なる。彼女が最下位なのは、無凸であっても期待された仕事を十全にこなせる唯一のディーラーだからだ。期待する仕事というのは主にダンジョン周回になるのだが、無凸でもちょっとバフを与えればスライド一発で消し飛ばしてくれる。非常に優秀。
限界突破優先度考察:バッファー
優先度高
レイドはもちろん下手すればワールドボスにも顔を出しかねない新進気鋭の強バッファー。あらゆる属性のレイド編成に入りそうというだけで優先度は跳ね上がる。限界突破で加速量・諸刃倍率・回復量全て上昇するため伸びしろも充分。とにかくコスパがよい。
派生キャラのはずがもはや本家モナより目にする頻度の多いNモナ。登場以後は”Nモナと共存可能か否か”がキャラの強さを測るひとつの指標になったほど。そこそこ優れたバッファーでも快傑モナちゃんねるに呼ばれなければスターダムには上がれない、バッファー業界のご意見番。
しかしながら応援バフの効果が限界突破で変わらないため、限界突破コスパがネプチューンより少し劣ると判断してこの位置。
ワールドボス不動のスタメン、シトリー。ワールドボス以外にほぼ出番がないとはいえ、そのワールドボスでの活躍が群を抜いているため優先度高めに設定。パーティメブは、レイドでの活躍も見込める火属性版デュランダルのようなスキルセットに加え、火属性デバッファー加速役&ドライブバッファーとして他属性ワールドボス出張の芽もあると見てこの位置。
優先度中
自属性のレイドおよびワールドボスでは抜群の活躍を見せるものの、やや汎用性に欠ける木リザとワーウルフ。木リザのドライブバフの汎用性は目を見張るものがあるが、限界突破で効果が変わらないので優先度は低め。デュランダルは汎用性に優れるものの、シトリーやパーティメブに並ぶほどではないかなという相対的な理由によりここ。
ほとんど団子状態のこの四人。スク水ダビ、ミュリナ、ルナはスキルが強力ではあるものの活躍できるコンテンツがちょっと限定的。アネモネは、スキルの汎用性そのものは高いがノーマル多用のオートAIが限界突破でどうにもならないためこの位置。
優先度低
上位互換の同僚に散々な目に遭わされてる二人。猫耳ネヴァンは、攻撃力アップとスライドスキルダメージアップがシトリーに食われてるし、レイドバッファーとしてもネプチューンの後塵を拝している。そしてなによりクレオパトラとの相性があまり良くない。初音ミクに至っては、よりにもよって競合相手がNモナという底の見えないクレバスに落ちてしまったのでほぼ生還不可能。
今のところなんとも使い道に乏しい二人。ブラウニーはワールドボスでのバートリー専任加速バッファーとしてまだ採用の芽がありそうな気がしなくもない。あとは水属性アングラ極次第。ヴェルデレトは攻撃力バッファーとしても出血バッファーとしても今や非常に中途半端で使いにくい。良いキャラしているだけに不憫。
限界突破優先度考察:デバッファー
GOD
一周年にすい星のごとく現れ、そのまま衝突して大穴ブチ開けたデスチャの大厄災。
うかつに触るとバランスが崩壊するという恐れからか、実質サンビーチモナとフリージアだけが触れる聖域のような扱いだった防御力デバフ界隈に、土足で上がりこんでそのまま住民票を移した問題児だ。
デバフさえ通ればNモナにも匹敵する性能を持つバートリー。もしかしたらデバッファー不毛の地RAGNA BREAKでも出番があるかしらと思っていたら、先のアイドルレイドでまさかの手動理想編成入り。加えてかつてのオルガを彷彿とさせるデビルランブルでの暴れっぷり。ワールドボスが主戦場だと思っていたのにもうこの有り様だ。
限界突破で防御力デバフの効果量と踊る刃のダメージがもりもり伸びるのも素晴らしい。優先度は文句なしの至高天。
優先度高
バートリーに踊る刃のお株を奪われてもまだサンビーチモナにはスキル防御減少デバフがある。弱点属性のみならずあらゆるスキル与ダメージを上昇させるこのデバフは未だにオンリーワン。シトリー同様、他属性のワールドボスで出番があるためしっかり限界突破を重ねておきたい。
デビルランブル御用達の二人、イゾルデと木シトリーだ。イゾルデは風船被弾時の固定ダメージ、シトリーは魅惑の基礎命中率上昇と、いずれもデビルランブルを戦うなら限界突破が非常に重要になってくる。
ただ、私はデビルランブルをそんなに頑張っていないので、彼女らの優先度はこの位置になる。
優先度中
ご存知気絶デバッファーのキャミィと火イブ。スキルそのものはイゾルデや木シトリーに負けず劣らず強力ではあるものの、気絶の基礎命中率はカルタ”蕩揺する想い”で下駄を履かせられるので優先度を少し下げた。
リタの主兵装であるデスヒールは余人をもって代えがたい強烈なデバフだが、限界突破で性能自体が変化しない(基礎命中率は上がる)ため優先度は低め。
パラスは、パラスを運用するかしないかで優先度がガラっと変わるキャラだと思う。私はスライドスキルの性能だけを見てこの位置に置いたが、標的デバフを軸にしたデッキでデビランを戦いたいのならもっともっと優先度は上がるだろう。
優先度低
活用法がいまいち見いだせない四人。ただルインとメデューサ、特にメデューサは、スキルが悪いというより環境が噛み合ってない、という印象が強い。接触石化の研究が進んで、もうひとつ何かあればどうにかなりそうな気はする。
限界突破優先度考察:ヒーラー
優先度低
ユニークスキル”秘癒”の持ち主、アストレア。やや特殊な挙動をする回復スキルでありながら、闇クロセル戦で反射ダメージを真っ向から握りつぶすなど、噛み合ったときは本当に強い。まだ何か可能性を感じるのでヒーラー勢の中では限界突破優先度がダントツに高い。といっても全体では低いが。
ほのか、ヴィーナス、闇ミダスはまだ研究の余地がありそうなので少し優先度を上げてみた。しかし結局はほぼ横並び。そもそもヒーラーというものがそこまで限界突破を必要としないので、彼らのスキルがどうとかいう話ではない。
限界突破優先度考察:タンカー
優先度低
タンカー全般に言えることだが、限界突破によって防御性能が大きく変わるキャラというのがほとんどいないため優先度はこんな感じになる。
挑発タンカーだけ少し高めになっているのは、これもメデューサ同様、使用率の低さが環境によるところが大きいと判断してのことだ。挑発タンカーが息を吹き返すような何かがあれば、化ける可能性は十分に考えられる。
マリーは付与する忍耐の性能が限界突破で変化しない上に無凸で充分強いので優先度低め。
ブリジットちゃんは言いたいことわかりやすくまとめてからもっかい来よっか。
おわりに
まさかこんなにも早く転生館がやってくるとは思いもよらなかったので、急遽、各キャラの限界突破優先度の棚卸を行った。
この優先度はフラットな状況を想定してのものなので、直近で開催されるイベントがどの属性なのか、そこでどういったキャラが実装されるかに大きく左右されてしまう。また、バランス調整などが入ればいよいよあてにならない。あくまで参考程度にとどめるのがよい。
それにしても黄泉の花の供給量が気になるところだ。
狙った★5を確定で凸れるのならまだしも、韓国版のように六体からのランダムにするのならそれなりの頻度で配布を行うか、あるいはユーザーの努力次第で手の届くところに置いてほしい。イベントごとに花ひとつじゃとても足りない。花一輪投げつけて喜ばれるのはタキシード仮面ぐらいのもんだよ。
しかし今後なにか運営に不手際があったときは詫び石ではなく詫び花を求めるようになるのだろうか。それはそれでロマンチックだな。